そしてあれから1ヶ月が経ち
健康状態も体重も戻ったため退院することができた
ソロのとき住んでた宿舎を離れ元の宿舎に戻ってきた
この車も懐かしいしこの道も懐かしく感じる
ただ外を眺めていたら宿舎に着いてしまった
意味もなくドアの前で深呼吸をしてドアを開けた
ギュッ
今までお前の分は無いって言われてたから
ただその言葉が嬉しくて泣くつもりはなかったけど
涙が溢れ出てきた
突然無視される前まではおっぱ達にいつも抱きしめられてたから
それも懐かしくて暖かくてもっと涙が溢れ出てきた
それから4人は号泣しながらご飯を食べて
おっぱ達とオンニは早くに寝てしまった
でも私はどうしても寝付けなくてベランダに出た
prrr
家族には体調不良で倒れたと伝えているから
過度な心配はされなかった
でもお兄ちゃんはどこか勘付いている気がする
前日本に帰ったときからずっと
でも自分でも分からないけど幸せなんだきっと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。