第11話

文化祭当日ですこんにちは

それではこれより、Sクラスによるライブを
開催します。

紡音

はぁ～…むりぃー！

そらる

はいそこ駄々こねない

まふまふ

僕らの後だからね！
がんば！

紡音

うぅ……真冬～！

うらた

お兄ちゃん子ならぬ真冬っ子

天月

はいはい行きますよ～

紡音

いってらっしゃい！

まるで、夢の一時。

紡音

綺麗……

昼と夜が混じり合い
星は矢の如く流れ
動物はたちまち踊り出し
少しずつ降りそそぐ結晶は儚く…
そして、美しく散っていく。
誰もがその光景と歌声にみとれた。

紡音

てか、これの次なの辛い気が…()

まふまふ

さて、お姫様を呼びましょう！
おいで！つぐは！

紡音

こんにちはみなさん！
ライブに緊張しかしてない紡音です！

「かわいーw」
「がんば！」

紡音

はい！私の魔法

紡音

楽しんでいってね？

「姿が変わった…？」
「すごい！羽まで生えてる！」

紡音

メーデー僕と分かっても
もう抱きしめなくていいんだよ
ヘイメーデー僕が分かったら
もう一度笑ってくれるかな？
oh…マボロシだって知るんだよ
oh…嘘つきだって知るんだよ
ネェ

「ヤバイちょーかわいい！」
「めっちゃ声キレイじゃん！」

紡音

愛を謳って謳って雲の上
濁りきっては見えないや
嫌、嫌、ah～
遠く描いてた日々を

まふまふ

語って語って夜の群れ
いがみ合ってきりが無いな
否、否、ah～
笑い合ってさよなら

「ちょーキラキラしてる！」
「このコンビ最強！」

紡音

ありがとう！

まふまふ

ありがとう

こうしてSクラスライブは、無事に終了しました！

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