第15話

心配
332
2021/09/05 04:49
外に出て私はナオトさんの車が来るのをまった。
祥生
あなたの下の名前ちゃん!
部屋に行ったはずの大平君が戻ってきた。
祥生
今日ほんま大丈夫でしたか?ストーカーとかにあってたりせーへん?
あなた
お二人に助けていただいたので大丈夫です!お店出る時最近この辺に不審者がでるって噂になってるの聞いたのでそれかなって…
祥生
そーなん!?危ないやん。お店ってこんなに遅くまで開いてましたっけ?
あなた
いや、今日はクローズ後に作業があって遅くなっただけでいつもはもう少し早いです。
祥生
そーなんか…心配やな。
大平君は半分独り言のようにボソッと言った。
そんな彼の姿に内心ドキドキが止まらなかった。
ナオト
あなたの名字さんお待たせしました。
祥生
なーなー俺も乗って行っていいですか?
ナオト
駄目。明日7時出発だよ?早く寝なさい。
祥生
でも……
子犬のような目でナオトさんにお願いするが駄目な一点張りで大原君は諦めた。
私は車に乗り込み窓の外から少ししょんぼりした顔の大平君に手を振られたので振り返して別れをつげた。




そして車で送ってもらうのには申し訳ないぐらい家は近かったのであっという間に家に着いた。
あなた
今日は本当に助かりました。ご迷惑おかけしてしまってすいません。
ナオト
大丈夫ですよ!あ、これ僕の名刺なんですがご近所ですしもし何かあったら連絡してください。
あなた
ありがとうございます。
ナオト
一応警察にも届出だした方がいいと思いますよ。犯人早く捕まるといいですが…
あなた
はい、明日駅前の交番にでも相談に行きます。
ナオト
本当に困った時は気軽に頼ってくださいね!それじゃーおやすみなさい。
あなた
本当にありがとうございました。おやすみなさい
ナオトさんと別れを告げて私は部屋に戻った。
今日は本当に色々とあって疲れたな…

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