第26話

池田side
639
2019/09/04 01:06
それは、言うまでもなく一目惚れという奴だった。

ドンッ!

??)痛っ。

ふいにぶつかってしまった。

ごめんね?そう謝ろうとした時だった。

サラッ、、

黒い長い髪がなびいてその顔がこっちを向いた。



ひょうま
ひょうま
っ。ごめんね?大丈夫?
あなた

いえ、大した事じゃないので。失礼します。

ひょうま
ひょうま
あっ。

その子は俺の顔を見ると、驚いたかのようにそそくさと去っていった。

可愛かったなぁ。

態度は冷たかったけど、きっとシャイなんだろう。

そう思っていた。それから、朝の朝会で。

菊川あなた。そう紹介された。

嬉しかった。この子と一緒にこれから学園生活を過ごせるって。

クラスも一緒で、凄く。

でも、そう簡単にその子は振り向いてくれなかった。

俺が話しかけても、うん。そうだね。とかばっかり。

嫌われる事何かした?

そればかり考えていた。

でもあとから知った。その子は男の人が苦手だって。

それでも、もう遅かった。

あなたちゃんの事を好きな奴は沢山いた。

気づけばあなたちゃんは俺達スパドラのみんなや

あんな達の気の合う仲間になっていた。

そんな時にアーチ事件が起きた。

俺は何もできなかった。

あなたちゃんを守れなかった。
































何も、できなかった。悔しかった。





自分の大切な人を守れない。その事がおれは情けなくてたまらなかった。

つよしや、はやて、こうきが守っているのに、、、、

































今度こんな事があったら俺はあなたちゃんを守れるだろうか。

いや、


































絶対に守って見せる。誰にも

































あなたちゃんをとらせたりしない。















































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