第23話

佐野side
715
2019/08/30 13:12
女子)キャーーーーーーーー!佐野さーん!!
いっつもこうだ。皆俺が通るとキャーーーーーーーーって。

正直言ってこういうのは苦手だ。

そんな時、ある日転校生が来た。

菊川あなた。

この子もきっと他の女子と同じだろうなぁってちょっと憂鬱だった。

でも…






























あなた

あのさ、貴方って、あの〜ちょっとおバカだったりする?

はやと
はやと
え?おバカ?
あなた

いや、さっきからずっと独り言喋ってたっしょ?

はやと
はやと
あ、あ〜
あなた

笑笑あ〜って。あっあなたです。よろしく

はやと
はやと
佐野はやとです!よろしくね!








これが俺達の初めての会話。

































なんとも変な会話でしょ?

でも、この時ふと思ったんだ。

この子は他の子とは違って、何か違う。




























何かが。





























それからその子と同じクラスになって、たまに喋るようになった。
あなた

ねぇはやと。

はやと
はやと
うん?
あなた

ここの問題教えて〜

はやと
はやと
えっとね、ここはね?…
あなた

カキカキ…あっ!そゆことか!はやと頭良き。

はやと
はやと
笑笑そんなに良くないよ
あなた

はやと教え方上手いから先生とか向いてるんじゃない?

はやと
はやと
う〜ん先生か…
あなた

うち、はやとに先生やってもらった方が絶対成績上がるわ。

はやと
はやと
嬉しいわ〜笑
あなた

教えてくれてありがとね!(*´꒳`*)

はやと
はやと
(๑ÖㅁÖ๑)























いや、それ反則だろ。不意打ちのニコッって。

いつもはめっちゃ毒舌なのにこういう時は

優しい笑顔でわらってくれたり、

楽しい時は

思いっきり笑顔で笑ったり

ほんとにどこまで不意をつかれるのか……



























あなた

はやとー!

そう言ってとびきりの笑顔で手を振ってくる君。

その度に、長い髪が揺れる。







































その時やっと分かった。俺は
































恋をしました。


























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