私は昼ごはんを食べる用を見つけ、
篭っていた部屋から出る事を決めた。
時計を見ると、12:00を回っていた。
愛斗さんが見つかってから約四時間。
部屋を出ても廊下に人影は見えなかった。
【食堂】
食堂に入ると、そこには紫陽と愛華の姿があった。
少し不穏な空気が流れている横を通り、
パンを片手に出ていこうとしたその時。
紫陽.さん.......?
気づいていた........のか?
なら、
紫陽が真占いなら、
私を占う必要なんてないはず。
........。意味がわからない。
勝つ気がないのか........?
そう言い残し、私は食堂をあとにした。
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紫陽の一言に引っ掛かりを覚えつつも、
まず人狼が誰なのかについて、考えていた。
まず、紫陽が真占い師の場合。
占い結果は愛華白・愛斗白の私、白。
白菊・音乃・奈々・滝の中に人狼1人。
滝狂人の白菊・音乃・奈々の中に
人狼1人と考える方が妥当か........。
そして、滝が真占い師の場合。
奈々白、白菊白........。
音乃・紫陽の中に狼が一人。
滝が新占い師の方がスッキリする。。
やっぱり、真占い師がどちらか分からないと推理も出来ない。とりあえず滝の占い結果を聞いて考えるしかないな。
そして約束の17:00を迎えた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!