第2話

Colleagues02
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2019/06/15 04:29
───本日付で警察庁警備局警備企画課に所属することになった 降谷零と安室あなただ。




上司の挨拶しろとの言葉で





『宜しくお願いします。本日よりお世話になります、安室あなたです。』





なんてありきたりの典型的な言葉を述べる。それは隣の降谷も同じことを思ったようで顔を少し歪ませていた。



それが私たちの警察庁警備局警備企画課──通称公安の1日目。







少しずつ慣れてきた頃、降谷に潜入捜査の勧誘が入った。やっぱりココでも私より信頼されているんだ、なんて少し辛くなって目を逸らした。




降谷は是非ともやらせてくださいといって。偽名まで考え出した。その名前、なんだと思う?《安室透》さ。なぜ私と同じ苗字なんだ?って聞いたことあった。





「兄妹なら何かと都合がいいんだ」





と言われたんだ。その頃の私は降谷の考えていた意味合いなんて知る由もなかった。だから、深く考えずに、放っておいたんだ。







【結局】



【本音は本人に聞くまで知らなかった】

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