うらたside

今日はハロウィン

人類が悲痛な叫びをあげ、

あるものは悲しみに打ちひしがれ、

男女がイチャつき、

またあるものは悲しみに打ちひしがれる日…！

あ？何で2回も言ったか？

知らないうるせぇ←

そんなことより、俺はすることがあるんだよ

別に俺は負け組じゃない！

今日は浦島坂田船のみんなでハロウィンパーティー

坂田は狼男

個人的に坂田はわんこ系だし、似合ってると思う

俺は吸血鬼

黒のマントを羽織ってるだけなんだけどね

フランケンシュタインの仮装をした紫と、

全身真っ黒の死神の仮装をした黄色

この2人は付き合ってる

俺と坂田？

ただの“相棒”

まだ付き合ってねーよ

…この後、告るつもりだけど

無邪気に笑う彼

…すき

この後、好きだと伝えたとして、どうなる？

坂田はただの“相棒”でいたいかもしれないのに

…

こんなこと考えるのはやめよう

俺は決めたんだ

どんな返事が来てもいい

今の気持ちを伝えたい

気を使わせたか…？

クッキーを頬張る彼

それを見るだけで頬が緩んでくる

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ゲームが切りのいいところまで行くと、

2人はそう言い、帰る準備を始めた

2人が帰り、俺と坂田の2人だけになった

やば、緊張してきた

坂田が少し不安そうな表情で見てくる

よし、言うか…

坂田の驚いた表情

やっぱり無理か…？

え？

坂田の少し赤くなった頬

そして、言われた「好き」という言葉

しばらくの間、どちらも何も言わず

相手を見れずに下を向いていた

何分経ったか、わからない

急に坂田が思い出したように言う

手を出してくる彼に

俺はそばにあったお菓子を渡した

俺は思いついた

俺は笑顔の彼に言う

彼もそばにあったお菓子を渡す

俺はそんな彼に

ﾁｭ

触れるだけのキスをした

坂田、

これからは“恋人”として、よろしくな？