第37話

学パロ ursk
388
2020/03/19 23:11
うらたside

雲一つない快晴

俺はいつもと同じように6時半に起きた

学校に行く準備をして、朝食を食べる

親に一言言ってから、家を出た
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鼻歌を歌いながら教室へと向かう

俺が学校に来た時はいつも、ほとんど生徒はいない

俺は先生が来るまでの間、スマホを見たり、

授業の予習、復習をしたりしている

それ以外の時間は、仲のいい3人と話しているが、

その3人は俺より遅く来るため、正直、暇だ
教室のドアを開け、教室に入る

俺は、驚いて立ち止まった
坂田
坂田
あ、うらさんおはよ
いつも俺より遅く来る坂田が席に座っていた
うらたぬき
うらたぬき
はよ
今日早いな
隣の席に座り、教科書を出しながら言った
坂田
坂田
なんか、目、覚めちゃってw
ウソのない笑顔を向けられる

それから、他愛のない話をしていた
「すごい」素直にそう思った

彼はただ、いるだけで人を笑顔にさせる

俺は、自然に笑顔になっていた
坂田
坂田
ね、うらさん
うらたぬき
うらたぬき
ん?
彼を見る

彼は笑って、言った
坂田
坂田
今この教室にいるの、俺とうらさんだけだね
うらたぬき
うらたぬき
そうだな
坂田
坂田
なんか、世界に2人だけしかいないみたい
俺は目を丸くさせた

今、教室にいるのは俺と坂田だけ

窓から差し込む光が眩しい
『俺、うらさんのこと好きだなぁ』

次に坂田が言った言葉
きっと、彼の“すき”と俺の“好き”は違うんだろうな
志麻
志麻
はよー
センラ
センラ
あ、坂田もう来てたんや
坂田
坂田
あ、おはよー!
モブ
モブ
放課後、カフェ行かない?
モブ
モブ
お前何やってんだよw
教室に人が多くなる

休み時間は騒がしく、授業中は静か

このクラスはメリハリがあっていいと思う
今日もまた、一日が始まる

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