前の話
一覧へ
次の話

第1話

名もない組織
2,761
2020/06/10 10:24
禰豆子
お兄ちゃん!!
炭治郎
禰豆子!来るな!!!
しのぶ
駄目です!禰豆子さん!!
禰豆子
でも、お兄ちゃんが!!
しのぶ
はい、わかっています……ですが…!
そこに1人の少年が駆けつける…。
焦凍
おい!緑谷!?
出久
どうしましたか!?
禰豆子
あ、あの!!お兄ちゃんが……!
出久
(あの人か…!あいつ……なんなんだ!?ヴィランにしては少し異様な感じがする……。)
モブ
なんだ、なんだ!?
モブ
おい、何かあったのか?
モブ
何かあったも何も男の子が変なヤツに襲われてるんだよ!!
モブ
あれ…?あれって雄英高校の生徒じゃね…?
モブ
あ……!本当だわ…!!
モブ
頑張ってぇ~!!ヒーローのお兄ちゃーーん!!
と、周りに居る者達はこれが日常の様に言う。
出久
(うわぁ……な、なんか新鮮だなー…。)
???
ああん!?お前、なんだ!?やんのかチビスケ……!!
出久
!?そ、その人を放せ!!
???
おぉ…!!良い度胸あんなぁ…兄ちゃんよぉ……!!!
そう言うと良くわからない謎のバケモノは少年に勢い良く襲いかかろうとする。
出久
(速い!!見えない!?どうすれば!考えろ!脳をフル回転させろ…!そうだ!このときはノートの13ページのーーー。)
モブ
危ない!!
出久
!?(まずい!!攻撃をもろに受ける!!)
禰豆子
お兄ちゃん!!
琥珀 002
黒滅残刀(こくめつざんとう)……空牙(くうが)!
ジャキン!!と鈍い音をたてて刃物の音がする。周りに居る人達は一瞬にして何が起きたのか分からず、静まり返った。だからなのか、落ちた腕は大きな音をたててボトッといった。
???
ギャァァァァァァ!!?
すると、少女の目の前にいるバケモノが苦しみ出した。
どうやらこの少女がバケモノの腕を切り落としたようで、少女が持つ刀にはバケモノの物と思われる血が滴り落ちている。
モブ
な、何が起こったんだ…?
琥珀 002
今、ここにいる人達は全員集まって下さい。でなければーーー。
琥珀 002
命の保証は出来ません。
モブ
は?なんだよ急に…何言ってんだ?あの子。
琥珀 002
説明は後から致しますので……お願いします。
???
お前ぇぇぇぇ……!!良くも…良くも俺の腕ぉぉ!!!
???
痛てぇなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?
すると、バケモノは凄い形相で少女を追いかけ回し、一方的に攻撃を仕掛けてくる。
一方の少女はその攻撃を涼しい顔でかわしている。
???
ちきしょぉぉぉぉぉぉ!!!当たんねぇなぁ!!おいぃぃ!!!!!
琥珀 002
……黒刀斬進(こくとうざんしん)!!
???
ぁああぁぁああ!!?
彼女の放った攻撃が見事に直撃した。腕がなく、必死にもがいてバケモノが言う。
???
斬られだ……くぞ……俺がお前みでぇな……弱ええ女なんがに……!
???
痛でぇ……グハッ。
琥珀 002
大丈夫。殺さないわ。いつもそう言う指令だから。
琥珀 002
ただ、少し痛いから我慢して。
???
ぐぞぉ…。
すると、少女はこちらの方を向きこう言った。
琥珀 002
今からあなた方を保護します。
モブ
は?何言ってんだよ!!
炭治郎
何故なんですか?
しのぶ
理由を教えて頂かないと此方も納得がいきません。
琥珀 002
わかりました。このバケモノは『敵』名前も何もありませんから私達はそう呼んでいます。
琥珀 002
なお、この敵らは自分達の正体を知った奴等を絶対に逃がしはしません。死ぬまで追い続けます。
琥珀 002
ですから、あなた方を殺させないために我々『名もない組織』があなた方を保護します。

プリ小説オーディオドラマ