あなたが制服を取られ(盗られ?)暴れている一方で
1人、文化祭だと言うのに僕は落ち込んでいた
彼氏としての決定的なミス
もちろんあなたはそんなこと考えてもいないだろうと
2人ともバカだと
ちゃっかりあなたのこともディスりつつ
「あのー、相川くん?」
「手伝ってくれるかな?」
クラスメイトに軽く怒られて
そっちに意識が行ってしまった
___________
そらるside
ほんとに笑けてくる
ここ数日、あなたが
明らかに俺からの告白を忘れていて
まふとのことを真剣に考えるもんだから
おでこにキスなんかして、
ちょっと意識してもらった訳で
ついでに
約束も取り付けてきた
って言ってたけど...
あれは...忘れてたやつだな
まあ、俺からしたらラッキーだけど
まさかそこまでバカだったとは
「一ノ瀬くんも!手伝って!」
「一ノ瀬サボんなよー」
俺も怒られたし
適当に返事をしながら作業を始めた
...はずだった
うるさいヤツが来て
めんどくさいやつだと確信した
早めに追い返したい
と思ったら
天月の後ろから
女の子が顔を出していた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。