第54話

#54
1,148
2020/11/08 00:16
どうしよう...お兄ちゃんなんか変な事言ってない、よね?
いや、それよりも...
(なまえ)
あなた
ね、絢香
絢香
絢香
んー?なに?
目の前で本を読んでいる親友に声をかける
(なまえ)
あなた
...先生に呼ばれてたって
言ってなかった?
そう、それでまふと喋ることが出来なくなったのだ
なのに絢香は私を教室に連れてきた挙句
自分の教室に行って本を取ってきて読み始めた
絢香
絢香
あー、言ったような気が...しなくもないね
(なまえ)
あなた
はぁ...
いつも通りの適当な答え
もう慣れてしまった
(なまえ)
あなた
...なんの本読んでるの?
文句を言うのは諦めて尋ねる
絢香
絢香
へ?
呆けたような声で返事をしてこちらを見た
「何を言ってるんだ」そういう顔で
絢香
絢香
...本?
(なまえ)
あなた
え、それ本じゃん
絢香の手の中に握られている本を指さす
絢香
絢香
...これマンガだよ?
ブックカバーを外してこちらに表紙を見せる
(なまえ)
あなた
...
その態度に呆れて声も出なかった
よくよく考えれば絢香が真面目に本なんて読むはずなんてなかった
ブックカバー付けてるだけマシかも
96猫
96猫
何してんのー?ってあなた!?
96ちゃんが絢香の肩に飛んできた
あ、「跳んできた」か
まあ、いいや
96猫
96猫
昨日大丈夫やったん?
(なまえ)
あなた
うん、大丈夫だよw
本当は「大丈夫」なんて話じゃなかったけど
心配は掛けたくないから
96猫
96猫
そっか!((ニッ
(なまえ)
あなた
(可愛いなぁ...)
96ちゃんの笑顔はいつも私を安心させてくれる
いつしか私もそんな風に
笑っていたいって思った
96猫
96猫
あ、そうやあなた
(なまえ)
あなた
なに?
96猫
96猫
昨日どっか行っちゃった後にな
96猫
96猫
決まってん
...96ちゃん、それはテキトーすぎるよ...
(なまえ)
あなた
...何が?
まあ、あんまり大事なことでもないだろうからいいけどさ...
96猫
96猫
あのー、コスプレ喫茶のやつ
って、めっちゃ重要なやつじゃん!!!!
絢香
絢香
え、何になったの?
96猫
96猫
わしは猫耳付けるんやけど
うん、そのままだね
(なまえ)
あなた
私は!?
96猫
96猫
あなたはー、...メイドw
...は?
絢香
絢香
マジかwww
いや、え?
(なまえ)
あなた
ちょ、ちょっと待って?なんて言った?
96猫
96猫
だから、メーイード!
(なまえ)
あなた
はあーー??!!!
1番!嫌な!やつ!!!!
おかしい、絶対におかしい
美奈
美奈
何してるの?うるさいわよ?w
美奈!うん、美奈ならこれが嘘だって、冗談だって言ってくれるはず!
96猫
96猫
いや、あなたにメイドって言ったらこうなって...
美奈
美奈
...あー、決定事項だから!頑張って!
見捨てられたっ.....!
(なまえ)
あなた
うぅ...........(´;ω;`)
お兄ちゃんのも解決してないのに...
問題は山ずみらしい

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