天月side
絢香...どうしたんだろ...
あんなに急いで...
ってか足速くない?!
...追いつけるかな?w自信なくなってきたw
ちゃんとお礼を言うなんて賢いなぁなんて思うけど
そう考えていたら絢香がいきなり細い道に入っていった
そんなとこにあるの?!って思って追いかける
絢香が駆け寄ったのは...
高いビルの前にうずくまる女の子
絢香に抱き上げられたその子は俺の方を見てそう言った
絢香の妹かな...?でもなんで外に...?
え、わかってないの?!
それで納得するの...?っていう意味も込めて呼ぶ
うーん...どういうことだろ...あなたに聞けばわかるかな...?
_______
あなたside
絢香...どうしたんだろ...めちゃくちゃ急いでたけど...
今日は彩ちゃんとの用事はなかったはず...
ここ天ちゃんの家じゃないけどね?w
まあ、いっか!
いや、会わないはず...彩ちゃんは家にいるんだし...
そう思いながらも聞き返した
私から言っていいことじゃない気がするな...
そういえば...96ちゃんいっぱい食べてたなぁ...
絢香の分残ってるし大丈夫だとは思うけど...
96ちゃん?www
ほんとにおいしそうに食べるな〜
なんかぼーっとしてるけどねw
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!