第96話

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2022/05/08 06:00




















グクの仕事を手伝う日は毎回あの人に馬鹿にされた





















気品がない、魅力がない、ガサツだ、など


















全部当てはまってるし、気付いてる





















前の私ならうんざりして別れるよう言っただろう





















でも今は…離れたくなくて耐えてる



















グクの口から帰れと言われるその時まで




















私は本当に変な奴で、最低な奴だ






















スアン
スアン
本当にそれで女かしら?ㅎ

















え、これでも女なんですけど←




















何、私が男とでも思ってるの?




















だとしたら目腐ってるよアンタ


















スアン
スアン
ねぇ秘書さん、聞きたいことあるんだけど、ちょっと席外せる?
グク
グク
おい
スアン
スアン
っ、!
グク
グク
" 俺の "あなたに近寄るな
スアン
スアン
っっ、!
グク
グク
俺に用がある時にだけ来い
ないなら来るな

















そう言って立ち上がり、私の腕を掴んでグクのデスクに連れて行かれた






















それを見た彼女は悔しそうに唇を噛み締めながら部屋を出て行った



















(なまえ)
あなた
……私、戻る?
グク
グク
戻らなくていい
(なまえ)
あなた
え、?
グク
グク
隣にいろ
(なまえ)
あなた
わ、わかった…



















そしてこの日からグクが会社で私にべったりになった



















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