第122話

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2022/05/08 06:00




















グクside






















そんなある日のことだった



















パッタリとジウが花畑に来なくなった




















何かあったんじゃないかと不安になる




















グク
グク
ねぇヌナ
ヘラ
あの子のこと?
グク
グク
殺されてないよな?
ヘラ
可能性は0とは言えない
グク
グク
っ………
ヘラ
でも私、そうやって誰かのこと思うようになってくれて嬉しいよ
グク
グク
そんなこと言ってる場合かよ
ヘラ
そう思うなら探してきなよ
グク
グク
っ、!
ヘラ
大事な友達でしょ?



















そう言われてジウの家まで走った



















1度だけ家まで送ったことがある




















ジウの家に着くと人影が見えた




















そして泣く声も聞こえてくる



















耳を澄ませていれば、それはジウの声だった




















ジウ
ジウ
ごめ、なさっ…許し、て…
はぁ、!?コソコソ隠れて浮気かよ!!
ジウ
ジウ
浮気じゃないです…違います…!
黙れ浮気女が!!
ジウ
ジウ
きゃあっ!!!
グク
グク
っ、!



















どうしたらいい…?インターホンを押すべきか?




















でもそしたらジウがもっと酷い目に遭うかもしれない



















だけど助けないと本気で殺されるかもしれない




















ジウ
ジウ
っ、!
グク
グク
っ、!


















突然とジウが玄関から飛び出してきた




















何だてめぇは!!
グク
グク
ジウの友達です
ジウ
ジウ
っ、!!
嘘付くな!浮気相手だろ?!?!
グク
グク
違います、俺心に決めた人がいるので
何でもいい!!とっとと帰りやがれ!!
グク
グク
帰ったらジウをどうするつもりなんですか?
はぁ?処刑に決まってんだろ?
どうせ長くは持たないんだから
ジウ
ジウ
っ、!?!?!?
こんな奴捕まえるんじゃなかった
ジウ
ジウ
わっ、!!
グク
グク
ふざけんな屑悪魔



















そのままジウの手を引いて俺の家へと走った




















迫り来る足音を聞きながらひたすら走り続けた





















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