ジミンside
俺は家族が大好きだった、心の底から愛してた
幼い頃からずっと、沢山の愛情を注いでくれた
よく家族3人で旅行にも行った
凄く楽しい時間を沢山過ごしてきた
そんな中で小学校に入学して、3年後
新しい友達が出来た、そうジョングクだった
始めは普通に良い奴だと思ってた
身体能力抜群で、サッカーのエース
運動なら何をやらせても難なくこなす
出来ないことなんてないんじゃないか
そう思う程に身体能力が高かった
でも、俺の得意な算数は苦手で全然出来ない
何でも出来る奴と思ってたけど苦手なところもあって
人間味があっていいなぁ、なんて
小学校5年、いや6年か……曖昧だけど
そのぐらいまでは普通に仲良くしてたんだ
その日は何したんだっけな……ㅎ
確かバスケだった気がする
バスケでも俺を抑えてエースだった
バスケは得意な方だけどアイツには敵わなかった
でも、その時の俺は別に悔しくなかった
俺よりアイツが身体能力高くても
逆に憧れの存在だから友達になれて良かったって
そうとさえ思ってたんだ
小学校卒業間近のあの事件までは………
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。