わかってるよ…天使界に戻る必要はないかもって
何と言われようがグクの側にいればいいって
だけどね…グクを想ってる人は沢山いる
でも私はそこまでグクを想えてない
こんな良い人は私には勿体無い
私はグクの隣にいる資格はないんだ
好きだからこそ…私は貴方の元を離れるよ
私はグクを幸せに出来ない
私よりもっと心から好きだって言える人はいる
そんな人を見つけて幸せになってほしい
ふわぁっとあくびをするとそう言ってきたグク
もうそんな時間か…その時は近いのか……
悲しくなりながらもベッドに向かう
いつものようにグクの胸の中で眠る、フリをする
そしてしばらくするとグクは夢の中へ
その隙を見計らってそっとグクの胸の中から抜ける
ごめんね……大好きだよ
どうか私以外の人とお幸せに__________________
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。