第348話

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2024/04/13 10:46






























、、、ふと目が覚める


























夢のこともあるからか寝た気がしなかった



























ゆっくり重たい瞼を上げると、愛おしいグクと目が合った

























グク
グク
おはよㅎ
(なまえ)
あなた
っ、!…おはようㅎ































夢のことを何も知らないグクはいつも通り

























私を甘い瞳で見つめては髪を撫でてくる



























(なまえ)
あなた
私より早く起きてるの珍しいね?
グク
グク
何か…嫌な予感がした
(なまえ)
あなた
っ、!!
グク
グク
アイツが来るかもしれないって
(なまえ)
あなた
っ……そっ、か
























もう来た、なんて言えなかった






















夢の中で彼はグクのことを想うなら花畑に来いと言ったけど……





























行けばきっと……グクとは二度と会えない


























何をするのか説明されていなかったけど



























今度こそ私をどこか遠くへ連れ去るつもりなんだ

























こうして起きてグクが側にいる朝は今日が最後かもしれない


























どの道行かなければグクの命はない



























かと言って、彼の元に行けば二度とグクには会えない





























グク
グク
顔色悪いけど大丈夫?
(なまえ)
あなた
ぇ、?
グク
グク
青いよ
(なまえ)
あなた
っ、!…気のせい、じゃない?
グク
グク
気のせいなら言わない
(なまえ)
あなた
っ……寝た気がしなかったからかも
グク
グク
何で?
(なまえ)
あなた
ちょっと…怖い夢見ちゃって…ㅎ





























上手く誤魔化しておかないと……

























グクには何も言わなくてもわかっちゃうから

























私が今どんな気持ちなのか




























顔に出してないつもりでも…グクにはすぐわかっちゃうから





























それらしき嘘を……並べておかないと




























最後の最後に嘘付くのは……良心が痛むけど


























でも……グクを守る為だから

























(なまえ)
あなた
心配かけてごめんね
朝ご飯作る


























今日の夕方までに何か良い案がないか探してみよう



































彼の思い通りにはさせたくない


























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