第313話

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2023/07/08 12:01
























グクの言葉に思わず涙が出てくる























グクのお姉さんは当時どんな思いで救急車を呼んでくれていたんだろうって

























きっと、誰も頼れる人がいない中で必死に冷静になって助けを呼んだ






















見なくても想像が付いてしまう

グク

だから俺はお前に言ったんだ

ジミン

何を？

グク

お前に生きてる価値なんてないって

ジミン

っ、！！

グク

ヌナがどんな思いでお前の家族を助けたかも知らずに、ヌナを平気で殺すから

グク

もう一度言う
お前に生きてる価値なんてない

ジミン

ふざけんなっ、！！！

























グクに向かって走り、拳を振り上げた彼





















でも、グクは怯むことなく拳を受け止め






















彼のお腹に拳をめり込ませた




















途端にうめき、その場に崩れ落ちた彼

ジミン

っ、僕の家族だって…毎日毎日苦しみながら生きてるって言うのに…！

グク

それはお前の家族が悪い

ジミン

は、？

グク

あの日信号無視なんかしなければ
車椅子生活になんてならなかった

ジミン

侮辱するなって言ってるだろ、！！

グク

黙れ




















また拳を振り上げた彼を蹴り飛ばしたグク





















彼は数メートル吹っ飛び、壁に背中を強打した


























でもめげずに近くに落ちたナイフを取り






















グクに向かって思い切り投げた






















けど、そのナイフはグクにかすりもせず























グクの頭上を遥か上を通り、壁に刺さった

グク

恨みたいのはこっちだ
ヌナを殺し、あなたをこんなに傷つけた

グク

お前だけは絶対許さねぇ























そう言った時、部屋の扉が開いて






















何やら囚人服を着た人が入って来た





















それを見て彼はハッとして近くの窓から飛び降りて行った





















慌てて囚人服を着た人達が部屋を出ていく
























それと同時にグクがこちらにやって来た




















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