第90話

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2022/05/08 06:00




















テヒョンは嫌々ながらも承諾し、





















落ち込んだまま、他の会社の人達の挨拶へと向かった





















スヘンと私は近くのソファでくつろぐ




















そのすぐ近くの椅子にグクも座った
























スヘン
スヘン
あなた、随分と綺麗なの着てるね
(なまえ)
あなた
テヒョンが送りつけてきた
スヘン
スヘン
テヒョン仕込んだな
(なまえ)
あなた
何を?
スヘン
スヘン
二人の愛をㅎ
(なまえ)
あなた
は、?
スヘン
スヘン
まだ言ってないんでしょ?
(なまえ)
あなた
言うつもりないから
スヘン
スヘン
素直になればいいのに…
(なまえ)
あなた
嫌だよ




















グクを信用してない訳じゃない





















してるけど…完全には信用出来ない





















だって裏切られたら酷く傷つくから




















勝手に信用して、裏切られるなんて嫌だし





















(なまえ)
あなた
ごめん、お手洗い行ってくるね




















特に用はないけど1人になりたかった




















お手洗いに行って、嫌な気持ちを流すように手を洗う





















…………その時だった



















スアン
スアン
ねぇ
(なまえ)
あなた
っ、!…ど、どちら様ですか?
スアン
スアン
私イム・スアン
(なまえ)
あなた
スアン…さん?
スアン
スアン
何で貴方がグクの花嫁なの?
(なまえ)
あなた
ぇ、?
スアン
スアン
何の魅力もない貴方が
(なまえ)
あなた
っ、!!
スアン
スアン
グクは貴方に夢中で他の女に見向きもしない
(なまえ)
あなた
え………?
スアン
スアン
どうやってグクを堕としたっていうの?


















この人、本気でグクが好きなんだ……




















目が全てを物語っていた




















スアン
スアン
貴方さえいなければ…
私とグクは結婚出来たのに……っ




















悔しそうに顔を歪めると、私の顔に思いっきり水をかけて出て行った





















残された私は髪からポタポタと床に滴る水滴を、






























ただただずっと見つめていた



















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