グクside
俺の言葉に衝撃を受けた二人は黙り込んでいる
ほんと……何がいけなかったんだろう
何をしなかったら……あの出来事は起こらなかった?
あの時の俺はどうすれば良かった?
その決意に何も言わず、テヒョンは首を静かに縦に振った
それから警察に犯人について言い、
その後しばらくして、結果が出た
確かに、どう救出すれば良いかわからない
いることがわかればそれはそれ
でも肝心な救出方法は曖昧だ
極悪人共に助けられるとは思えない
極悪人であるが故に犯人に流される可能性もあるし
見張りがないからこそ裏切る可能性もある
それに犯人はきっとナイフや銃を持っている
救出する前に極悪人が殺される可能性もある
そう言えばすぐに調べ始める
相当な荒んだ心を持っていないと行けない
嫌だけど……俺にも共通点があるかもしれない
警察の口から話された極悪犯罪者の共通点
それは、俺にも持っているものだった
悪魔界の果てに入れるのは引かれるかもしれない
でも、あなたを助ける為だ、何とでも思えばいい
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。