第210話

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2022/08/13 08:22



























寝る時も一緒になってしまった12月の頭

























グクが完全に寝たとわかってから外へ


























寒さがどんどん強くなるこの頃は深夜が辛い


























耳や手を赤くさせながらも屋敷へ行き、


























お金を貰ってすぐ帰る
























いつものようにリビングの窓から入ろうとした時、
























グクがリビングにいるのが見えてハッとなる

























恐る恐るもリビングを覗き込めば、


























ソファにただただ座っていた























このまま入ればバレる























何か……言い訳を作らないと























庭にある植木の物を屋根下に移動させる






















明後日大雪予報があったけど、それを明日だと勘違いした風にしよう


























大事な植木を持って玄関から家に入る



























グク
グク
なぁ
(なまえ)
あなた
うわっ、!!
グク
グク
どこ行ってた?
(なまえ)
あなた
ど、どこって…庭、だけど
グク
グク
は?
(なまえ)
あなた
だって…明日大雪じゃん、?
グク
グク
明後日だろ
(なまえ)
あなた
え、?そうだっけ?


























スマホを取り出し、天気を確認する

























それに呆れたようにため息を漏らしたグク

























私から植木を剥ぎ取り、玄関に置くと























すぐ様手を引いて抱き寄せてくる























(なまえ)
あなた
グク?
グク
グク
急にいなくなんな
(なまえ)
あなた
っ、!
グク
グク
焦っただろ…
(なまえ)
あなた
ごめん…




















今すぐにでもこんな生活をやめたかった























夜一緒に寝て、朝起きるまでずっとグクの胸の中にいたい
























お金とかどうでもいいし、何ならなくてもいい


























グクがいればそれで充分























こんな生活……やめたいよ























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