第317話

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1,619
2023/08/22 11:46

























テヒョン
テヒョン
あ"〜疲れた…
スヘン
スヘン
お疲れ様
テヒョン
テヒョン
スヘン癒して…
スヘン
スヘン
嫌だ←
テヒョン
テヒョン
えぇ、何で、!?!?
スヘン
スヘン
お腹空いた←
テヒョン
テヒョン
そっちかーい←























不満気なテヒョンにクスクスと笑っていれば

























フワッと大好きな匂いに包まれた

























(なまえ)
あなた
ぇ、ちょ…!
グク
グク
久しぶりに見た
(なまえ)
あなた
え、?
グク
グク
あなたの笑った顔
(なまえ)
あなた
っ、!!





















あの日から全く笑っていない訳ではなかった























グクの言う笑った顔、というのは



























" 心から " の笑顔のことだ
























作り笑いがほぼだったことにグクは気付いてる
























どこか安心したようなグクに視界が滲み始める

























グクに心配かけてたんだなって






















そう思うと辛くて苦しくて……申し訳なかった

























泣いてることがバレないようにグクの胸に顔を押し付ける






















グク
グク
泣くなよ…
(なまえ)
あなた
っ、!泣いて、ない…っ
グク
グク
泣いてるくせにㅎ
























すぐに泣いてることがバレてしまった






















やっぱりグクには隠し事は出来ない

























涙を流す私をそっと抱き締めては優しく頭を撫でてくれる






























早く元に戻って安心させてあげたいのに



























彼から受けた衝撃は容易く消すことが出来なかった


























スヘン
スヘン
あなた、凄く辛いみたいだから
グク
グク
っ、!
スヘン
スヘン
その辛さ埋められるのはグクしかいないと思う
グク
グク
っ………
スヘン
スヘン
あなたのこと受け止めてあげてね
グク
グク
ぇ、?























どこか芯のある強い意志を感じる声


























その言葉にどんな意味が込められてるのか























理解することは出来なかった、私は






















でも、グクは何かを悟ったのか呟くように言った
























グク
グク
当たり前だよ
スヘン
スヘン
何があっても、だからね
グク
グク
わかってる
スヘン
スヘン
" 1人にしないであげて "
グク
グク
っ、!!






















そう言った後はご飯を作るからとキッチンへ
























スヘンの言葉が頭の中をぐるぐるした


























スヘンは何があっても私の側にいろって言いたかったのかな?
























グク
グク
繰り返さねぇよ…ㅎ























ボソッとグクが何かを呟いたけど


























それは私の耳に届くことはなかった























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