第97話

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2022/05/08 06:00




















グクの仕事を手伝う日が増えているこの頃



















お昼時になるとグクは私のデスクにやって来る



















それも私の真正面に




















グク
グク
さっきからずっと視線感じるんだけど何?
(なまえ)
あなた
え、?
グク
グク
何か文句でもある?
(なまえ)
あなた
な、ないけど…
グク
グク
なら何?



















仕事してる姿がカッコいいだなんて言えない…





















取り敢えず何か誤魔化さないと




















(なまえ)
あなた
いや…その…何でそんなに早く仕事こなせるんだろって…
グク
グク
あなたがとろいだけじゃ?
(なまえ)
あなた
は、?
グク
グク
後は記憶力のなさとか
(なまえ)
あなた
馬鹿にしてる?
グク
グク
してる
(なまえ)
あなた
ムカつく…


















その場を離れようとすると手を掴まれる




















何よ……側にいたって嫌なことしか言わないくせに




















グク
グク
離れんな、ここにいろ
(なまえ)
あなた
わかったよ……



















何て言い、作ってきたお弁当を出す




















すると頬杖をつきながら不満そうに言ってきた



















グク
グク
自分のは作るのに旦那のはないんだ?
(なまえ)
あなた
え……?
グク
グク
いつもパンばっかで飽きるんだけどな
(なまえ)
あなた
他人が作ったお弁当嫌じゃないの?
グク
グク
は?
(なまえ)
あなた
だって…あの人の捨ててたじゃん


















そう言うと同時に扉がノックされる




















理由を聞けないまま彼女が入って来た



















スアン
スアン
失礼しm……っ、!?
(なまえ)
あなた
っ、!?!?


















グクは扉がノックされると私の真横に来て





















彼女が入って来ると同時に私にキスを落とした




















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