第6話

恋を実らせる喫茶店
30
2021/09/04 22:56
客「あ!すみません!」
昴店主
ご注文お決まりですか?
昴の優しい声。
客「えっと!アイスコーヒーとサンドイッチ一つください!」
昴店主
分かりました。アイスコーヒーとサンドイッチですね。少々お待ちください。
そして奥さんにオーダーを伝える。
そして数分してオーダーしたものがやってきた。
昴店主
アイスコーヒーとサンドイッチでございます。

ごゆっくりと。
客「ありがとうございます」
そして、女性がサンドイッチを一つ、アイスコーヒーを半分飲み終えたところで、男性が口を開いた。
客「莉奈。」
客「何?翔平」
客「俺···。



莉奈の笑顔が何よりも好きなんだ!

小学生の頃からお前の笑顔に惚れてたんだ!

ずっと告白しようとして出来なかった。


今更で申し訳ない!

俺はお前の事が好きだ!莉奈の笑顔が何よりも好きなんだ! だから!俺と···


幼なじみ以上恋人未満から恋人以上夫婦未満に格上げしてくれ!」
やっぱりあの男性は昴のいう通り告白しに来たのだった。
客「えっと···


私は恋愛なんて興味がなかった。それはね

前に好きな人に振られてからトラウマになって

もう恋なんていいや!って思っていたの。

でもずっと翔平といて

高校生ぐらいから意識し始めた。でも告白なんて出来なくて。

大学にはいったら告白するチャンス伺ってた。

私も翔平の笑顔が何よりも好きだよ!

こんな私でよければ!翔平の彼女にしてください!」
客「ああ!これからもよろしくな!」
"パチパチ"
昴の拍手を筆頭に周りから拍手が上がった。
昴店主
おめでとうございます。

あ。これ。記念にどうぞ
昴は厨房からハートのケーキを持ってきた。
客「ありがとうございます」
昴店主
いえいえ。


では皆さん!


今日は二組のおめでたです!


一組目はカップルから夫婦へ

二組目は幼馴染みからカップルへ。


こんなめでたいことはありません!


では、皆さん再度お二組に盛大な拍手を!
昴が再度拍手を呼び掛けた。
"パチパチパチパチ"
花坂 西花
うわぁ!おめでとうございます!
客「おめでとうございます~!」
客「おめでとう!」
他の客からも"おめでとう"が、飛び交った。
客「ありがとうございます!」
客「ありがとうございます!」
こんないい雰囲気なんて他にはないだろう。
二組ともうつむくこと無く、少し照れて笑っていた。

プリ小説オーディオドラマ