涼太「悪い、遅くなった」
亮平「大丈夫、こっちこそ急にごめんね?」
涼太「それは気にしないで…で、この子が」
亮平「そう、俺の妹のあなた」
「はじめまして」
涼太「はじめまして、よろしくね」
涼太「早速なんだけど、うち居酒屋だけど、大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
涼太「よかった、結構絡んでくるお客さんもいるから気をつけてね」
「わかりました」
涼太「小さいお店だから俺ら2人しか従業員はいないよ」
「はい」
涼太「店の休みは毎週月曜日、祝日は営業して次の日が休み」
「わかりました、大丈夫です」
涼太「ありがとう、助かるよ」
涼太「もし都合が悪ければ遠慮なく言ってね?」
「ありがとうございます」
亮平「じゃあ決まりでいいかな?」
「私は大丈夫…です!」
涼太「俺も、よろしくねあなたちゃん」
「はい、よろしくお願い致します!」
涼太「早速、明日から来れるかな?」
「はい、大丈夫です」
涼太「ありがとう」
亮平「じゃあだてさん、あなたをよろしく」
涼太「うん、こちらこそ」
それからその場は解散した
帰宅すると彼がいた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。