第3話
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彼に強く勧められお風呂も借りた
彼が用意してくれたスウェットに着替えた
「お風呂、ありがとうございます」
辰哉「いえいえ…ちょっとぶかぶかだね笑笑」
「まぁ、男性のものなら…」
辰哉「俺も風呂入ってくるから、ゆっくりしてて?」
「ありがとうございます」
辰哉「あ、ココア入れたからよかったら」
「ありがとうございます」
彼に信頼を持った私はココアをいただいた
あったかくて美味しい
ゆっくり飲んでいると彼が戻ってきた
「ココア、ありがとうございます」
辰哉「飲んでくれたんだ」
「はい、美味しかったです」
辰哉「敬語、やめて?」
「あっ、はい…」
そして彼は少し難しそうな顔をして
辰哉「あのさ…なにかあったの?」
「え?」
辰哉「いや…あんな道端でさ…」
「あぁ…」
辰哉「あっ、無理に話さなくていいからね?」
「いえ、話します」
あの時から数時間前の出来事を私は話し始めた