第4話
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彼に出会う前、私は別の男性の家で同棲していた
「ねぇ、なんで急に…?」
彼に突然別れを告げられた
「翔太…なんで?」
泣きそうな声で私が言うと
翔太「悪い、俺、お前より好きな女ができた」
「えっ…」
翔太「3年お前と付き合ったけど、お前との将来が見えない」
翔太「そんな時その子が現れて、そいつとは将来が見えたんだよ」
「ねぇ、もしかして、浮気…してたの?」
翔太「ああ…そうだよ」
なぜか彼が不機嫌になる
「翔太…ひどい」
翔太「だからお前とは終わり、出てってくれ」
「…バイバイ」
私はクズすぎる彼に涙も出なかった
勢い任せに私は家から飛び出した
しかし、行くアテもなかったので寒い雪の中ただただ歩いていた