「…あぁ、もうこんな時間」
気がついたらお昼の時間
お昼ご飯の準備をしていたらスマホが鳴った
ご飯ができ、スマホを見ると
そんなやりとりをしていたら
ガチャッ
と鍵が開く音がした
辰哉「ただいま〜」
「あれ?辰哉くんどうしたの?」
辰哉「あなたが逃げてないか確認しに来た」
「だから逃げないってば」
辰哉「嘘嘘笑」
辰哉「ただの忘れ物」
「そっか、あっ、辰哉くん」
辰哉「ん?なに?」
「お兄ちゃんが新しいお仕事紹介してくれるって!」
「今日の夕方、その仕事先の人と会いに行ってくるね!」
辰哉「ん、わかった、気をつけてな?」
「あとさ、連絡先聞いといてもいい?」
辰哉「あーそうだな、何かあったときめんどくさいしな」
彼の連絡先を教えてもらった
「ありがとう」
辰哉「いえいえ、あ、そろそろ戻らねぇと」
「ん、気をつけてね」
と今度は私が彼の頬にキスをする
辰哉「ふふっ、いってきます」
「うん、いってらっしゃい」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。