センラside
男子生徒が先生の腕を掴む。
椅子に座り教室を見渡す。
(そうだ。月崎先生…)
月崎先生は上の服を脱がされて後ろ手に縛られている最中だった。
徐々に縛り上げられていく月崎先生の体。
顔を顰めて自身の体から目を背けている。
先生が縄で締め付けられて少し声をあげた。
縛られた先生が男子生徒に寄りかかる。足をM字に開いて少し顔を赤くしている。
やだ、とつぶやく先生の声は届かないみたいだ。
確かに男子生徒のそこそこ太さのある指を三本飲み込んでしまえるのだから、柔らかいことは柔らかいだろう。
しかしなぜあんなに柔らかいのか。
こくん、と小さく頷く先生。
外から見ててもわかる指の激しい動き。
それに比例して月崎先生の息も上がっていく。
するっ、と先生の後孔から指が抜かれた。
1人の生徒が月崎先生の口にモノを突っ込んだ。
そう言ってディルドを持ってくる男子生徒。
向きを変え、尻を突き出す先生。
相変わらずフェラは続けている。
ディルドの先端が先生の後孔にあてがわれた。
びくん、と身体を震わせる先生。
それを嘲笑うように奥を突くディルド。
パンパンと先生の頬に激しく腰を打ち付ける生徒。先生の後孔で動くディルド。静かな教室に響く喘ぎ声。
もうカオス空間。
キーンコーンカーンコーン
俺も出ていく振りをして廊下の隅により中を伺った。
月崎先生の中に勢いよく突っ込む教師。
教師が月崎先生の縄をほどいて、先生の両手首をつかみバックで突く。
ビクンッ!と体を反らせて先生が果てた。
ビュクビュクッ、と教師も腰をふるわせる。
教師がポケットから何かを取り出して月崎先生の上にまいた。
適当に片付けを済ました教師は、未だに余韻でびくつく先生をほうって教室から出ていった。
駆け寄って抱き上げる。
周りにちらばっていたのは沢山の千円札。
あの男、先生にこんな…
起き上がった先生が服を着始める。
カシャン
先生の首から何かが落ちた。
ペンダントを拾って先生の方をむくと…
パン!
突然頬をはられた。
先生は気まずそうに目を逸らすと、俺の手からペンダントを引ったくり、上着を持って外へ走り出てってしまった。
触るなと叫んだ先生。
その表情は、怒りとともに、悲しみと、後悔を含んでいた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。