第28話

~ 27 輪目 。
2,124
2020/07/04 08:30







あれからまた 、約1週間がたった 。




ジェミンからの心配のカトクに


大丈夫 、とかちょっと風邪ひいた 、とか

嘘ばっかり言って


お店に足を運ばずに 、時間だけがすぎた 。





😇「 最近何かあったの ? 」


『 いや 、別に 』



😇「 はぁ ....... 」



私の意識は全てドンヒョクのことと

オンニのことに向いていた 。



どうしよう 、とか

どうしたら 、とか

なんで ?

どうして ? とか 、


解決策やらなんやらも浮かばず

延々と疑問ばかり 。





😇「 しっかりしてよ 。さっきから空返事ばっかりだよ ??
もう俺我慢できない 。
気分転換にでもお茶しに行こ 。」




ジェノは上の空な私を見て

痺れを切らしたのか私の腕を掴んで

早歩きで会社を出た 。




『 ジェノ 、....... 』


😇「 ....... 」



カフェについてもジェノは

黙って私を見つめるだけだった 。



何も言わないジェノに

色々溜まっていた私は大きな声で言ってしまう 。




『 何も無いなら連れ出したりしないでよ !! 』


😇「 何かあるから連れ出してるに決まってるでしょ 。
いつでも言え 、って言ってるのに言わないあなたが悪い 。

今だってそうやって意味もなく俺に怒るの 、何も言わないで溜まっていったからだろ ? 」


ご最もだ 。

言うまでもない 。



これは八つ当たりだ 。




😇「 俺に八つ当たりするのは別にいいけどさ 、やってて辛くない ? それに仕事だって進んでないし 。

頼っていい人がすぐ隣にいるんだから 、たまには話してよ 。俺だって 、寂しいよ 。」



『 ....... いいの 、頼って 』


😇「 今まで俺にお世話になってきたんだから 、今更こういうとこで躊躇ってどーすんのさ 。いいよ 。全然どんとこい 。」




ジェノはこの2週間ずっとわたしのことを心配してくれていた 。



本当に申し訳なかったな 、と今また実感する 。




『 ごめんね 。』


😇「 今更だよ 。もう気にしないで 。」




私はそういうジェノに甘えて

全てを話した 。



😇「 ...... 、その人そんな過去があったから断ったんだ 。」


『 うん 、』


😇「 んで 、出かけたら気まずくなって 、その上お姉さんと行ったらもっと気まずくなったわけだ 。
それで疑問もいっぱいある 、と 。」


『 うん 、』


😇「 なんか俺にはよくわかんないけど 、そんなに気にかかってんなら1回謝ってみればいいじゃん 。

そんな過去があったのにもう1回思い出させるように話したのはお前なんだからさ 。

たくさんの疑問もまずは謝ってから一つ一つ紐解いていったら ? 俺も協力するから 。」


『 うん 、....... やっぱりそうだよね 。ありがとう 、』





やっぱ謝った方がいいや 。


ずっとモヤモヤしてるより

謝って解決させたい 。




『 ジェノ 、ありがとう 』

😇「 うん 。思い立ったら即行動 ! 今日の夜閉店前に行こう 。俺も着いてく 」

『 うん 、ありがとう !
あ 、でもお店には入ってこないでね ??
ジェノのこと直接巻き込みたくないから 。』

😇「 えぇ 、....... わかった 。外で待ってるわ 。」




ジェノのおかげで何をするか決まった 。


まず謝ろう 。それから 、何とかしよう 。




外をふらっと見ると

うるさいくらいに雨が降っていた 。







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