お昼時だからとお昼ご飯を頼んで
食べながらお茶を嗜んだ 。
🐨「 あ、ごめん 。急用入った ....... ! 2人で仲良くしててくんない ?? 」
2人で仲良くしててくんない ....... ??
なんだかあんまり理解できないけど
『 わ 、分かった 』
ジェミンは本当に急いでいたようで
急ぎ足になってお店を出ていった 。
『 えっと 、....... 』
ジェミンがいたから気まづくなかったのかもしれない 。
2人きりになるとなんだか 、
お互いにソワソワしてしまう 。
☀️「 あのさ 、....... 今までごめん 。なんか 、嫌ってるみたいな態度とったり 、して 」
『 全然 、平気 ....... ! こっちこそごめんね 、鬱陶しかったよね 、』
☀️「 や 、別に .......てかモデル 、見つかった ..... ? 」
『 いや 、見つかってない ....... ていうか 、』
言っても 、いいのかな 。
わかんない 、けど .......
『 私はずっと 、ドンヒョクがいいな 、って思ってて ....... 』
☀️「 そっ 、か ....... 」
なんとも言えない空気になる 。
どうしよう 。
☀️「 いい返事は出せない 、 かな 。だけど急かさないで少し考えさせて欲しい 。 」
『 う 、うん 』
いい返事は出せない 、って言っているのに
考えさせて 、って .......どういうことなんだろうか 。
☀️「 少しでもいい返事に変わるよう考えてみる 、」
『 えっ 、』
☀️「 ごめん 、....... 無理な確率の方が高いのに 、期待させるようなこと言って 、ほんとごめん 」
ドンヒョクは私が悲しまないようにか
気を使ってくれていた 。
その顔はすこし 、つらそうに見えた 。
『 ありがとう 、....... 』
☀️「 うん 、」
この変な雰囲気がなんだか嫌で
『 もう 、帰ろっか 』
なんて口に出していた 。
☀️「 ....... そーだね 」
ドンヒョクは私の意見に了承し
マスクをしてフードを被った 。
私はレジに行こうと財布を持ち立ち上がると
☀️「 財布 、しまって 。俺が払ってくるから 。」
そう言ってくれた 。
いいよいいよ 、と遠慮しても
ドンヒョクはいいから 、と拒否してばかりだった 。
ドンヒョクがお会計をしにレジに向かって
店員さんと話せば
「 先程青い髪の方がお会計していきましたよ ? 」
と 、いうので
2人で一緒に驚いた 。
帰り道 、ドンヒョクは私を送ってくれた 。
その間 、喋ることなんてなかった 。
『 今日はありがとう 。またお店 、行くね .... 』
☀️「 おう 、」
その日は気まずいまま 、
ドンヒョクとお別れをした 。
ジェミンに 、なんて言おうかな 。
私は頭の中をぐるぐるとさせながら
電車に揺られて帰った 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!