さっきと同様
ロンジュンさんと一緒にモニター確認をしに行く 。
🦊「 あなたさん 、撮るの上手ですね 。」
『 え 、本当ですか ?! 』
🦊「 はい 。よく写ってます 。」
😇「 むりむりむり」
☀️「 顔だけはいいよな ....... 」
🐨「 ん~ ♡ いんじゅんあ~ ♡ 」
🦊「 顔だけはってやめろ 」
『 ふふ じゃあ 、次じぇの ! 』
😇「 え 、....... 」
絶望に満ち溢れた顔してるよ .......
あなたもお顔整ってるんだから
気にしないで自然にしていればいいのに 。
ジェノの背中を押して撮影場まで移動させる 。
ジェノに持たせるお花は
“ フレンチマリーゴールド ” 。
オレンジ色の可愛らしいお花だ 。
移動してもらった 、のは 、いいんだけど 、も .......
お花両手で持って棒立ちするのやめてよ .......
笑っちゃう .......
☀️「 ジェノお前いくらなんでもそれはねーわ ! 」
🐨「 じぇのや~ ! 片手で持ってみて~ ! 」
🦊「 えがおー 」
みんなが大声でアドバイスをする 。
それもまさにその通りな 。
😇「 できないよ 泣 」
もはや泣きそうな顔で訴えてくるジェノ 。
『 ジェノならできるっ ! 』
そう励ます 。
ジェノはみんなから貰ったアドバイスと
ジェミンとロンジュンさんの撮影を
参考にしているようだった 。
必死の試行錯誤の末 、
ジェノはだんだん慣れてきたのか
かっこいい写真が撮れるようになってきた 。
ジェノはお花を口近くにやって
目を瞑ったり笑ったりしていた 。
私はそれを逃さず全て写真に収める 。
ジェノ ....... 天才 ....... ??
『 おっけい ! 』
そう私が言った瞬間
ジェノは力の抜けた走り方で
私たちの方へ走ってきた 。
😇「 むりむり 、めっちゃ緊張する 」
☀️「 初めてだよな ? 」
😇「 うん 、」
☀️( ....... は ? めっちゃ上手くね ? )
ドンヒョクの顔がいきなりガチガチになって
どうしたのだろうと疑問に思う 。
🐨「 わ 、ジェノみて ! これすっごくかっこよく写ってるよ ! 」
ジェミンがジェノの写真を指さす 。
それを見てジェノは少し恥ずかしそうに
よかった 、と言った 。
🦊「 ジェノ才能ある ! モデルもやったら ?? 」
😇「 いや 、もういいかな ....... 笑 」
懲り懲りだ 、みたいな顔して椅子に座り込んだ 。
さて 、最後は .......
『 ドンヒョク ! いこう ! 』
☀️「 ....... うん 、」
ドンヒョクは唾を飲み込んで
撮影場まで移動していった 。
🐨「 久しぶりに見る 。ドンヒョクの撮影 。」
🦊「 俺も 。 」
😇「 俺は初めてだけどね 」
『 自然に 、リハビリの時みたいに ! 私に言ったでしょ ! 』
☀️「 おう 、わかってる 。」
ドンヒョクに持たせるのは
“ 青い勿忘草 ” 。
とっても綺麗なお花だ 。
ドンヒョクは
やっぱり飲み込みやら雰囲気の捉え方とか
本当に上手で
その場その場の感じに合わせてくれるから
今日もすごくかっこいい 。
ジェミンたちの表情を真似するように
キメてみたり 、微笑んでみたり 、口を開けたりなど
たくさんの顔を見せてくれる 。
やば 、良すぎて軽く100枚超えそうなんだけど ?
シャッターをどんどん切っていく 。
やっぱりドンヒョクだ 。
ドンヒョクで正解だ 。
こんなに惹きつけてくれるような
特殊な雰囲気は誰にも出せない 。
変わった 、 他の人とは違う何かが目に見える 。
『 ....... よし 、』
私は胸元までカメラをおろし
ドンヒョクにOKサインを出す 。
☀️「 ふぅ 、....... 」
『 大丈夫だった ? 』
☀️「 ん 、へーき 」
2人でモニターを確認しに行く 。
🐨「 これめっちゃ良くない ? 」
🦊「 俺個人的にこっちの方が好き 」
😇「 えー 、どっちもいいね 。」
3人がわちゃわちゃと
ドンヒョクの写真の感想を言い合っていた 。
☀️「 あんま見んなー 」
🦊「 お前だって見てただろ俺らの写真 」
🐨「 そうだよ ? なのに自分だけ見ちゃダメなんてありえない 」
😇「 ....... 」
ジェノすごいドンヒョクの写真ガン見するじゃん ....... ?
『 みんなお疲れ様 !! 』
撮影 、案外すんなり終わった 。
本格的にやるのは初めてだったから
突っかかったりとかトラブルだったりとか
そんなことは絶対にあると思っていたのに 。
モデルさんが私を導いてくれたんだ 、きっと 。
すごく自然に手が動いて
自然にシャッターを切れた 。
本当にモデルさんって凄いや 。
☀️「 くぅあ~ 、腹減った 」
🦊「 飯行く ? 」
🐨「 いこいこ ~ 」
😇「 この頭どうしよ 」
☀️「 な 、あなたも行くだろ ?」
『 あ 、うん ! 』
ドンヒョクのこと 、誘ってよかった 。
ジェミンが参加してくれてよかった 。
ロンジュンさんのこと連れてきてくれて助かった 。
ジェノも参加させて正解だった 。
なんにも間違ってない 。
私が想像していた以上に
いいものが出来そうだ 。
これからが忙しいけど 、
そこさえ乗り切れば 、大きな達成感が待ってる !
よし 、気合入れてこっ!
その日はみんなでご飯を食べて解散した 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。