外に出て最寄り駅まで歩く 。
ジェミン 、もう着いちゃってるかな ....... ?
しばらく何も考えず足を進めた 。
なんだかあの二人のおかげで足取りも軽く感じる 。
ブブッ
わ 、ジェミンからかな 。
ナナ🐰 : あなたちゃん !
俺最寄り駅に着いたよ !
ナナ🐰 : ここであってるかな ??
そう送られてきた後に駅名の書かれた看板の写真を送ってきたジェミン 。
《 うん 、あってるよ ! 》
ナナ🐰 : ほんと ? よかったぁ ...
ナナ🐰 : あなたちゃんもう着いてる ??
《 ごめん 、まだ着いてないんだ 》
ナナ🐰 : そっかそっか ! 大丈夫だよ !
俺が楽しみで早く来すぎちゃった
だけだからさ。
ナナ🐰 : ゆっくりおいで ~
《 ありがとう ! 🥺 》
ジェミンの優しさに甘える 。
なんだか甘えてばっかりな気がしてきた 。
遅れまい 、と足を少し早く動かした 。
《 ジェミン 、着いたよ ! 》
そうジェミンに送る 。
ナナ🐰 :お ! 探し当てるから待ってて !💚
まさかの 。
服装やらなんやらを聞かずに
探し当てる 、と言ったジェミン 。
語尾のハートでなんだか彼氏感がつよい .......
私も辺りをキョロキョロとして
ジェミンの姿を探す 。
全然見つからない ....... !
どうして ...... ??
あんなにキラキラしてるオーラが
出てるのに ...... ?!
諦めてぼーっとしていると
目元に何かが覆いかぶさり視界が暗くなる 。
『 ?! ....... え 、』
?「 だ ー れだ 」
『 え 、ジェミン ....... ? 』
🐨「 ふふ 、せーかい 💚 」
そう言われ後ろを振り向く
「 わ 、! 」
🐨「 なんだか今日はいつもより可愛いね ? 」
ジェミンは綺麗な顔で微笑みながら
私の毛先を触った 。
「 ジェミンの髪の毛も ...... !」
🐨「 ん ー ? 」
なんとジェミンの髪の毛が
綺麗な茶色からガラッと変わって
綺麗な青色に染まっている 。
派手な色すらも似合ってしまうだなんて 。
「 髪の色 ! 青くなってる 、」
🐨「 染めたんだ ー 、似合ってるかな ? 」
『 うん ! すっごく ! 』
🐨 「 かっこいい ? 」
『 うん ! めっちゃかっこいいよ ! 』
🐨「 そっかそっか ~ 」
ジェミンは満足そうに頷きながら微笑んだ 。
🐨「 さ 、ドンヒョクの所まで急ごっか 」
『 あ 、うん 、』
ジェミンと他愛ない話をしながら
電車に乗って 、歩いて 、
ドンヒョクさんの待つカフェまで向かう 。
🐨「 あいつも緊張してるから 、気楽にいってあげてね 。同い年だし ! 」
『 うん 、頑張る ! 』
🐨「 今日はお友達になれるといいね 。」
『 そうなれるといいなぁ ....... 』
カフェが近づくにつれて
心拍数が上がっていく 。
先程まで軽かった足取りも
段々と重くなっていく 。
🐨「 大丈夫だよ 、頑張ろ 」
『 うん 、』
なにをこんなに緊張しているんだろうか 。
気楽に行こう 。
私が緊張してしまっていては
ドンヒョクさんまでにも伝染してしまう 。
🐨「 はい 、ここだよ 」
『 うん 、 』
ジェミンが扉を開く 。
深呼吸をしてお店に足を踏み入れた 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!