『 ジェノ ! 』
😇 ( ジェノ )「 あ 、あなた 。 おかえり 。」
『 ただいま 。ジェノもおかえり 。』
😇 「 うん 、ただいま 。」
挨拶を交わしてから帰宅 .......
と思っていたのも束の間 。
😇 「 あなた 、ドヨンイヒョンが飯いこうって 。」
『 へ 、飯 ? 』
😇 「 うん 、ドヨンイヒョンと 、もう1人の先輩と 。」
『 わぁ 、会ったことある ? 』
😇 「 多分ない 。」
『 うう 、』
これはダメだ 。
人見知りが発動してしまうような予感しかしない 。
でも上司からの誘いを断るだなんてことは
そうそうに出来なくて私たちは向かうことにした 。
さすがに大人数は耐えられないけど
とりあえずドヨン先輩ともう1人だけならまだ安心だ 。
ジェノと共に伝えられたお店まで足を運んだ 。
ガララッ
そのお店についてドヨン先輩に予め伝えられていた
個室の引き戸を開け先輩たちと合流完了 。
🐰( ドヨン )「 お ー 、来たか 。」
? 「 おぉ ! 若いの来たな ~ ! 」
『 は 、 初めまして ....... 』
😇 「 初めまして ! イ・ジェノって言います ! 」
? 「 いつもドヨンから話聞いてるよ ~ ! そっちの子はハン・あなたちゃんでしょ ?? 」
『 ァ 、ハイ 、 そうです ....... 』
🐰 「 ヒョン 、挨拶 。」
? 「 あ ー 、せやせや 」
🐙( ゆうた ) 「 中本悠太です 。 日本人ね !
ドヨンより一個上 ! みんなより年上だけどよろしくね ! 」
ナカモトユウタ ....... ?
『 ユウタ 、ユータ 、ユタ ....... ? 』
🐙 「 ふふふ 笑 可愛ええなぁ ....... 」
😇 「 ゆた先輩 ? 」
🐰 「 ヒョンでいいと思うけど 」
😇 「 ゆたひょん ! 」
『 ゆた先輩 ! 』
🐙 「 お ー お ー ! なんだなんだ ~ ? 」
親しみやすい .......
話しやすい気さくな感じがすごくする 。
仲良くなれるといいな 。
🐙 「 そだ 、2人とも仕事頑張ってんだって ? 」
😇 「 はい ! 」
『 それはもうめちゃめちゃ頑張ってます 。』
🐙 「 お ー 、ええな ! 上手くいっとるん ?」
😇 「 いや 、全然 。」
少しお酒を飲みながら仕事の話をする 。
ドヨン先輩は飲んだり私たちの会話に参加したりせず
ご飯を先に頼んでくれたりしていた 。
『 それが上手くいかなくて ....... 』
🐙 「 モデル探し ....... だっけか ? 」
『 はい 。 』
😇 「 あれはむりらって !! だってどこのおみしぇみたっておんなのひとしかいないんらもん !! 」
『 ジェノ酔ってるな 』
🐰 「 酔ってるね 。」
🐙 「 あれ 、お酒弱いの ? 」
『 いや 、そんなことないですけど ....... 』
🐰 「 疲れとかもあんじゃない ? 」
あぁ 、そっか .......
私ジェノに甘えすぎたな ....... 。
ジェノは完全に酔っ払ったらしく
私たちの手元にあるお箸を綺麗に並び直し始めた 。
並び直して気が済んだのか
携帯を取り出して誰かに連絡をし始めた 。
うん 、きっと知り合いに
「 はやくねろ ー ! 」とか連絡してるんだろうな 。
ジェノが酔っ払うとする事だ 。
急な整理整頓と
急な早く寝ろ促し 。
私も連絡受けたことあるもん 。
『 ジェノ 、ごめんね 』
😇 「 それはいーの 、みつかんないけど 、てつだいたいから .......
ひょん ! おすし !! 」
🐰 「 はいはい 、 もう頼んであるから落ち着きなさい 、 」
🐙 「 よかったな 、あなたちゃん 。こんないい同僚がそばにおってくれて 。」
『 はい 、ほんとに感謝しかないです 。』
🐙 「 ところでさ 、お前ら付き合ってるん
? 」
『 はい ? 』
😇 「 つきあってる ~ !! 」
『 バカバカバカバカ 』
🐰 「 こんなんですけど付き合ってないです 」
ありがとう 、ドヨン先輩 !!!
って 、ジェノどうすれば .......
😇 「 あなたはおれのこときらいれすか ~ !! 」
『 好きだよ ? 好きだけどさぁ ....... 』
😇 「 じゃあつきあおうよ ~ !! 」
『 意味が違うよ 、ジェノや ....... 』
なんなの ?
ジェノはどうしても彼女が欲しいの ?
😇 「 もぉ 、やだ ....... 」
なになに 、付き合おうよ言ってきた挙句
急に拗ね始めたんだけど ....... ?
🐙 「 あらら 、こりゃ手強いな 」
🐰 「 でしょ 、 困ったもんだよ 。」
『 ジェノ起きてよ ー !! 』
😇 「 無理もう拗ねた寝る 。」
🐰 「 酔い冷めてんじゃん 。」
ドヨン先輩の声は私たちには届かず
うるさい店内に消えていった 。
私はジェノをどうにかすることを諦めて
食事をしながら
ゆた先輩とドヨン先輩と会話を弾ませた 。
拗ねてたジェノが余計拗ねた話なんて知らない 。
( 主は関西出身じゃないので関西弁はエセです )
( ご理解頂けるとたすかります(?))
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。