あの後ジェノと合流して
ほかどこに花屋があるかを
2人で探していたけど結果撃沈 。
あんまりないもんだよ ....... 。
晩御飯を二人で食べて解散した 。
そして日は変わって日曜の休日 。
今日はもうなんも考えないでゴロゴロしよう 。
天気いいけど家から出てやんない !!
そう思った矢先電話がかかってくる 。
まぁそんなもんですよね ー ....... 。
なんだよ 〜 、と思いながら
応答ボタンを押して通話を開始する 。
『 よぼせよ 〜 ....... 』
? 「 よぼせよ 〜 ?? 」
『 ....... オッパ要件は 。』
? 「 今日天気もいいから日頃の疲れをぶっとばしに甘い物食べに行かない ? 」
『 おっぱぁ ....... 』
?「 おごるおごる ! 先輩の意義 ! 」
別に奢って欲しくて訴えの感情
出したわけじゃないんだけどな ....... 。
まぁいいや 。
『 どこ行けばいいですか ー ....... 』
? 「 家にいてくれたらいいよ ! 俺が迎えに行くね 。」
『 うわ 、ありがとうございます 。』
? 「 うわ ....... ? 」
『 オッパ、待ってますね 』
? 「 うん ....... じゃーね ! 」
『 はい 、また 』
おおおいおい 、休みの日も休みじゃないだと ?
まだいいよ甘いもの食べに行くだけだもん 。
これで遊園地行こうとかだったら
マジでオッパのことぶっ飛ばしてた 。
オッパは私のお兄ちゃん 、とかではなく
高校の時の先輩だ 。
よく可愛がってもらってて
今も尚何故か交流が続いている 。
オッパで思い出したけど
私には従兄弟のお兄ちゃんがいて
一人暮らしの私を心配して週に2、3回は家に来る 。
私からしたら来すぎなんだけどね 。
入社とともに一人暮らしを初めたんだけど
落ち着くまで母から仕送りなんて優しい世界はなく
なんもしてもらっていない私を見兼ねて
従兄弟のオッパは私の家にやって来ているという 。
外食ばっかの私のご飯は毎週2、3日だけ
健康な食事になる 。
よくできたオッパだよ早く結婚しなさい 。
そうこう考えているうちに
着替えも完了しメイクも髪の毛もおっけい 。
オシャレと言うまでオシャレでは無いし
メイクやらなんやらも下手くそだけど
スウェットノーセットノーメイクなんかで行くより
下手っぴでもしていた方がマシかと思って
少しおめかししました 。
ピーンポーン
チャイムがなりオッパが来たことを知らせる
。
出ようと思って靴を履くも靴紐が上手く結べない .......
何故 ?
ガチャ
はい ?
私がうだうだしているうちに
玄関の扉が勝手に開いた 。
?「 あれ ?鍵空いてる ....... わあぁっ .... びっくりした .......」
心臓終わったとか言ってるオッパを
完全無視して私は靴紐を結び終える 。
玄関の扉を全開に開き
私の方が一足先に進む 。
うわ 、外だ .......
『 行きますよ !ジョンウオッパ !! 』
🐶( ジョンウ ) 「 ちょ 、待ってってばぁ 」
この人少し変わってるので扱いが大変なんです 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。