第11話

繰り返してたまるか
6,290
2018/11/22 13:19




あなた「死柄木…弔…!!」

死柄木「あなた、一緒に帰るぞ」

あなた「い、嫌…」

死柄木「また一緒に暮らそう…?」

かっちゃん「おい!あなたに触るんじゃ…」
















パシッ!!
















私は死柄木が伸ばしてきた手を振り払った。


















あなた「嫌だ!!!!」

死柄木「!?」

あなた「私はもうヴィラン連合には帰らない!!」

死柄木「は?何言ってるんだ?あなた」

あなた「私は雄英高校のみんなと一緒に居たいの!!」

かっちゃん「…」

死柄木「なら、力ずくで連れていく」

かっちゃん「あなたに触れるんじゃねぇ!!」

死柄木「爆豪勝己…邪魔だ脳無、殺れ」










そこに現れたのは両親を殺したあの
脳みそが剥き出しになった化け物だった。










あなた「なん、で、あいつ、が…」

かっちゃん「あなた!!」






私は体中が震えてその場で崩れ落ちた。






かっちゃん「あなた!おい!大丈夫か!!」

あなた「かっ、ちゃん…(泣)」

かっちゃん「大丈夫だ、今度こそお前は俺が守る」





そう言ってかっちゃんは私の手を強く握ってくれた。





死柄木「爆豪勝己!あなたを離せ!!」

かっちゃん「黙れカスが!!」

あなた「……かっちゃん!危ない!!」





脳無がかっちゃんに突進して行くのを見て、私は
とっさに足が動いた、守らなくちゃ…
大事な人を今度こそ





あなた「ぐはっ…!!」



私は脳無の鋭い爪で横腹あたりを貫かれた。



かっちゃん「あなた!!」

あなた「かっ…ちゃん…大、丈夫?
ケガ、して…ない?」

かっちゃん「俺は大丈夫なんだよ!!
お前ケガして…」

あなた「ゲホッゲホッ…泣きそうな顔…しないで?」

かっちゃん「お前がケガしたからだろうが!!」

あなた「怒ら、ないでよ…かっちゃん…」ニコッ

かっちゃん「怒るわアホ!俺より自分を守れ!!」

死柄木「あなたに触るな!!」

かっちゃん「あなたにケガさせて…
まだそんなこと言ってんのか!!」

死柄木「あなたが悪いんだ、俺以外の奴と
一緒に居ようとするから」

かっちゃん「許さねぇ…」





その時のかっちゃんの顔は今までに見たこと
がないくらい殺意むき出しの顔だった。
かっちゃんはまず脳無を殺して、死柄木弔も
あっという間に倒してしまった。





かっちゃん「あなた、もう大丈夫だ」微笑む





そう言って微笑んだかっちゃんはとても
かっこよくて《ヒーロー》って感じがした。





あなた「あり…が、とう……」バタリ

かっちゃん「あなた!!!!」

あなた「大、好きだ…よ……」

かっちゃん「あなた…?あなた!!おい!」










































その後私は病院に搬送された。

プリ小説オーディオドラマ