ピンポーン
今日は最悪だ。豪快に外ハネになった私のボブはいつまでたってもなおらない。
そのまま私は急いで玄関へ向かった。
私は今でも、こうして幼なじみのグクと一緒に毎日学校へ行ってる。
私は元気に家を飛び出した。
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そう、この男ゲームがないと生きてけないタイプのやつ。
私は思わずはしりだしてしまった。
まったくもう、いつの話してんだか。
私はなんだかばかにされたような気分で、さらにイライラしていた。
そのとき...
キィィィィィィ!
その瞬間私は、あたたかくて柔らかい腕の中に包み込まれた。
それは、わたしの大好きな人の腕の中だった。
あの時の約束、まだ覚えててくれたんだ...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。