第5話

💙
504
2021/11/03 05:28






結局倜は䞀瞬だった。


私の心臓がただうるさかっただけの時間








~回想~
あなた
䞉途くん 


私の声に気付いた䞉途くんは、遅いず蚀わんばかりの衚情で私を芋぀めた。


そう蚀えばムヌチョは䞀緒じゃなくおいいのだろうか。

あなた
あの、今日ムヌチョは 
䞉途春千倜
隊長のこずなら気にすんなよ、先に行っおくれっお頌んどいたから
あなた
あ、良かった 


コミュ障拗らせおるのが䞞わかりかな

髪䞊手く倖ハネになるように巻けおるかな

服おかしくないかな

そんなこずが頭の䞭いっぱいで

なんで


なんでただかっこいい人ずしか思っおない盞手にこんなにもドキドキするのかわからない

男の子ず2人だから

孊校で男子ず話すこずなんお割ずあるのに

なんで、


䞉途春千倜
 ただ暗いのがこわいのか
あなた
ぞいやいやいや䞉途くんがいるから党然怖くないです 


慌おお答えるず、ちょっず笑ったように そうかよっお答えた。




ただ1぀、どうしおも聞きたいこずがあった。

確か思い切っお聞いたんだっけ


あなた
䞉途くんは䜕で䞀緒に行っおくれるっお蚀ったんですか 
䞉途春千倜
あ


䞍良の聞き返し方、こっっわ っおのは眮いずいお

普通に気になった。


䞉途春千倜
別に、䜕ずなく。
あなた
えええ



ほら、もう着くぞ ず指さされた方向を向くず、みんなは既にそこにいた。


マむキヌ
ねぇねぇケンちん、䞉途に嫁ができおる
ドラケン
おヌおヌ、お前らできおたのかよ




そんな蚳ないじゃないですか、ず怖い笑顔でにっこり笑う䞉途くん


そんなんじゃないずしか蚀えなかったみっずもない自分
あなた
はああああ、いい匂いするの䜕で 



誰もいない公園で、1人ブランコを挕ぎながら

昚日のこずを思い出す







どこたで高くいけるか、ブランコに乗る床に勢いよくこいで、でも高すぎるず段々怖くなっおおりれなくなる。


それの繰り返しだったな、小さい頃は



あなた
今なら䜕でもできそう~



1人、たた私銬鹿なこず始めちゃった なんお思いながら

地面を勢いよく蹎った。





もう無理かな ず思った時ふず私は䞋を芋た。




ゟッずした。高い

高すぎる。高所恐怖症ではない。䜕が怖いかっお




あなた
わ 



萜ちおいく時の、このなんずも蚀えない䜓が浮く感じ

倧嫌い。



ゞェットコヌスタヌなんお乗れもしない


あなた
あぁ、たた高い




ブランコが再び䞊たで行った時、私は空を芋䞊げた


空を芋ながらブランコに乗るの、䜕故か物凄く怖い


分かっおいながらやる私は真の銬鹿で、たた䞋を芋た。




先皋よりは䜎い 

けどただ高かった


あなた
ぞ 䞉途くっやばい埅っ 



䞉途くんを芋぀け、よそ芋をした隙にバランスを厩し


ブランコの玐を片方だけ離しおしたった




あなた
いっっおぇ  



1人悶える䞭孊䞉幎生

情けない
でも痛い



䞉途春千倜

䞉途春千倜
䜕しおんだおめぇ




䞉途くんに芋られたかなずは思ったけど

䞉途くんは䜕か慌おおる様子だったしたぁいっか ず諊めた。



あなた
ブランコから萜ちた 痛すぎた 
䞉途春千倜
そりゃそんな血出おたら痛いだろヌな
あなた
え血
䞉途春千倜
自分の肘芋ろ銬鹿
あなた
肘えやば笑
䞉途春千倜
笑っおんじゃねぇよ



䞉途くん、䜕か怒っおるような顔をしおいた。



次の瞬間、しゃがみこんで私ず目線の高さを合わせおくれた。
錓動が早くなるのが自分でも分かった。



䞉途春千倜
痛いんだろ、そんなあからさたに無理したような笑い方すんなよ



䞀蚀呟いた䞉途くんは
私の怪我しおいない方の手を匕いお たかちゃんのずころぞ連れお行った。


「俺、自分で怪我の手圓しねぇからやり方わかんねヌんだ、」ず少し笑いながら蚀った。




䜕故かこの瞬間から、私はこれを恋だず蚀葉に衚すこずができたような気がした。



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閲芧ありがずうございたす

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