第4話

茨は思い出せない
狸「ん"〜な"〜〜〜!!」
狸が叫ぶ中 赤髪の人が直ぐに教えてくれたのであなたは咄嗟に伏せた。
ターバンの男「うわあ!!あちちちっ!尻に火が!」
学園長「このままでは学園が火の海です!誰かあの狸を捕まえてください!」
獅子の耳を持つ男「チッ…かったりぃな。」
美しい男「アラ、狩りはお得意でしょ?まるまる太った絶好のおやつじゃない。」
獅子の耳を持つ男「なんで俺が、テメェがやれよ。」
眼鏡の男「クロウリー先生、おまかせください。」
眼鏡の男「いたいけな小動物をいたぶって捕獲するという みなさんが嫌がる役目、この僕が請け負います。」
タブレットの声「さすがアズール氏。内申の点数稼ぎキマシタワー。」
ターバンの男「なあ、誰かオレのケツの火ぃ消してくれてもよくねえ!?」
学園長「みなさん、私の話聞いてます!?」
狸「オレ様は狸じゃねーって何度言わせるんだゾ!」
狸「偉大なる魔法士になる男・グリムとはオレ様のことなんだゾー!」
眼鏡の男「姿勢のいい小動物ですね。リドルさん、お願いできますか?……え?」
アズールがリドルに言葉を持ちかけた時には、鏡の間にいる全員が驚く事が起こっていた。
『……』
それは……
グリム「ふなっ!?な、なんなんだゾ!!離すんだゾ!!」
『……』
グリム「はっ…はなすんだゾー!!!」
『…かわい』
グリム「ふなっ!?お、おい!!み、耳を触るんじゃねーんだゾ!!」
赤髪の男「君!!祭典の場での勝手な行為はハートの女王の法律以前の問題だが…今回はそのままでいてくれないか!!」
赤髪の男「首をはねろ!オフ ヴィズ ユアヘッド!」
あなたが抱き抱えていたグリムはリドルのユニーク魔法によってグリムの首にハート型の首輪が嵌められた。
グリム「ふぎゃっ!?なんじゃこりゃ!?」
赤髪の男「ハートの女王の法律・第23条〈祭典の場に猫を連れ込んではならない〉」
赤髪の男「猫である君の乱入は重大な法律ルール違反だ。即刻退場してもらおうか。」
グリム「オレ様は猫でもねぇ〜っ!!」
グリム「こんな首輪すぐに燃やして……あ、あれ?炎が出ねぇんだゾ!!」
赤髪の男「ふん!ボクがその首輪を外すまでキミは魔法を使えない。ただの猫同然さ。」
『ふっ……袋の鼠…』
グリム「お、お前さっきからなんなんだゾ!!」
『……さぁ』
グリム「お、オレ様はペットじゃねーんだゾ!!」
赤髪の男「心配しなくてもキミみたいなペットこっちから願い下げだ。」
赤髪の男「ま、学園からつまみ出される頃には外れてるよ。」
眼鏡の男「今回僕は活躍できませんでしたが、相変わらず素晴らしいですね。どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法。」
眼鏡「絶対に欲しい…じゃなくて。僕なら絶対にかけられたくありません。」
『……』
学園長「どうにかしてください!あなたの使い魔でしょう!?」
ユウ「……ちがいますよ!!」
学園長「しっかり躾を……え?貴方のじゃない?」
ユウ「見知らぬケモノです。」
学園長「……少々予定外のトラブルはありましたが、入学式はこれにて閉会です。」
学園長「各寮長は新入生をつれて寮へ戻ってください。」
学園長「……ん?そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラゴニアくんの姿が見えないようですが……」
獅子の耳を持つ男「あいつがいないのはいつものことだろ?」
ターバンの男「あれ?もしかして誰も式のこと伝えてないのか?」
美しい男「そんなに言うならアンタが伝えてやれば良かったじゃない。」
ターバンの男「うーん。でもオレ、アイツのことあんま知らないんだよなー。」
生徒A「ドラゴニアって……まさか"あの"マレウス・ドラコニア?」
生徒B「この学校に通ってるってマジだったのかよ。」
生徒C「怖ぇぇ……」
今まで先程のグリムの件から1歩も動かず屈みこんでいたあなたが生徒の声に尖った耳を傾ける。
"マレウス・ドラゴニア"なにかその名前に違和感を抱いた、なにか、なにか 違和感を。
考え込んでいるとわからなくなり、無性に腹立たしくなり咄嗟に立つ___
立ったものの、頬に心地よい何かが触れた。
老人口調の男「久々じゃなあなた、やはりわしのあなたじゃあ。愛いのう〜。」
『!!』
それは何処か見覚えのある男の手だった。
短い髪にピンクのメッシュ、赤い目、なぜか、なぜかとても心地よい感覚がする人だった。
『…うっ、、誰だっけ、、思い出せない、思い出せない。』
老人口調の男「あなた大丈夫か?無理に思い出そうとするでない。」
学園長「えぇ〜ヴァンルージュくん?」
老人口調の男「ああ、すまない。もしやと思って来てみたがマレウスは来ておらなんだか。」
ヴァンルージュと呼ばれた男はあなたの背中を手馴れた優しい手つきで撫でながら話す。
老人口調の男「"また"式典の知らせが届いてなかったとみえる。」
眼鏡の男「申し訳ありません。消して仲間外れにしていたわけじゃないんです。」
赤髪の男「どうも彼には声を掛けづらいオーラがあるんだよね。」
老人口調の男「まあよい。ディアソムニア寮の者はわしに付いてくるがいい。……あやつ、拗ねていなければ良いが……」
学園長「まってください!ヴァンルージュくん、彼とはどういう関係ですか?」
美しい男「確かに。私も思ってたわ、男子にしては背が低すぎなんじゃない?それに…骨格が違うわ。」
骨格。それは男女に必ずあるものの一つ。
そして男女によって大きな違いがあるもの。
ヴィルが言葉を言った後には、鏡の間にいる生徒の半分がリリアの腕の中で寝ている"彼"へと目線に変わった。
老人口調の男「この子のことか?あなたじゃ、」
赤髪の男「そう言うことを言ってるんじゃなくて…」
老人口調の男「関係か?関係は、、昔からの親友じゃよ。では失礼する。」
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キリ悪くてすみません( ˊᵕˋ ;)💦
お気に入りといいね有難うございます!

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