第6話

茨は悪戯好き
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『ふぁ〜……』
あくびをこぼしながらあなたはベットから足をおろす。
部屋にカーテンの隙間から光が差し込んでいる。
ではなく、カーテンは全開。
あなたは朝の支度を済まし、寮の談話室へと足を運ぶ。
談話室には黒いソファーに座って優雅に紅茶を飲んでいるリリアの姿が見えた。
『おはよ、リリア。』
「あなたおはよう、昨日はよく眠れたか?」
『ぐっすり、初めてふかふかのベットで寝たよ。』
"初めて"そう言いながら下を向いているあなた。
「そうか。あなた朝食はどうするのじゃ?」
『どうしようかなあ…』
「わしは、昼食もじゃがセベクとシルバーと食べるぞ。」
『セベク…?シルバー?』
「あなたはまだ知らなんだな、良ければあなたもどうじゃ?」
『面白そうだし、お供するよ〜』
「あい、わかった。あなたは学園内を見なくて大丈夫か?」
『一応みたいと思ってたんだ〜、なら後で合流しよ〜。』
「なら食堂で待っておるぞ。」
『うん、なら行ってくるね〜。』
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ナイトレイブンカレッジ
〜メインストリート〜
あなたがメインストリートの近くを通っていると、ふと人集りを見つける。
「なんだ?ケンカ?」
「いいぞ!やっちまえー!」
そこには目元にハートのマークがある男と昨日闇の鏡に相応しくないと言われた男、そしてグリル?だっけ、、その3人がいた。
『…おもしろそお♪』
あなたにとってはケンカは好物でもあるのだ、それを酷くすることはもっと好き、そんなあなたは悪戯をすることにした。
「あわわ…煽らないで!」
「そんなへろへろの火の玉当たるかってーの。」
「なんだと!覚悟するんだゾ!」
「くらえ!!」
グリムがエースに向かって火を放った。
「そんなん風で矛先をかえてやれば…そらっ!」
『クスッ…』
『あ"ーっ!やべっ!そっちに飛ばしたつもりねーのにっハートの女王の石像が黒焦げに!』
エースは石像には当たらないよう風魔法を使ったのだ、だかそれはあなたの風魔法によりハートの女王の石像にグリムの火が当たったのだ。
『あーあ…バカだなあ』
あなたの声は学園長の怒鳴り声と共に消えていった__。
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〜大食堂〜
「あなた!こっちじゃ!」
大食堂の奥の方からリリアの声がする。
多少色々と生徒の視線が当たるが気にしない、別に目を合わせなければいいのだ。
あなたはリリアのいる席へと足を運ぶ。
『おまたせ…リリア』
先程の悪戯の顔とはまた別の顔をする。と言っても目は見られたくないため毎回下を向くのも疲れてきた。
「待っておったぞ。何かいい事でもあったのか?えらくご機嫌じゃな。」
リリアの言葉に席に座っている、セベクとシルバーは驚く、なんせあなたからはご機嫌というキーワードが一つも感じられないからだ。
『…そうみえる?』
「そうじゃな、あなたのことは大抵は分かるぞ。」
『クスッ…へえ〜、あ…それでその2人がセベクさんとシルバーさん…??だっけ』
「そうじゃ、2人ともこの子に自己紹介を頼む。」
「り、リリア様…??」
セベクが困惑しながらリリアの名前を呼ぶ。
「俺は…シルバー その、目大丈夫なのか…?」
シルバーが睡魔に襲われながらも朝食を中断しあなたに話す。
『僕はあなた、えっと眼帯のこと…?平気。』
『あぁ…じゃあリリア〜、僕食べ物取ってくるね。』
あなたはシルバーとだけ話して、この場から離れた。
「きおつけるんじゃよ。」
「なぜ…リリア様の事を呼び捨てで…!!けしからん!!!」
「いいんじゃよ、セベク。」
「でもっ…!!リリア様!!」
「あの子は、わしの愛しい子じゃからな。」
「でも…父親殿にも素っ気ない感じ…というか、、ずっと目を合わせてくれない感じでした、」
「そうかのう…さ 朝食が冷めてしまうぞ、頂こうか。」
リリアに言われ2人も朝食を食べ始めた。
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