第5話

茨はバットエンドを好んでる
あなたside
コンコン
リ「あなたおきておるか?」
先程鏡の間から生徒を連れ終わったリリアはあなたの部屋の扉をノックする。
『…リリア?』
リ「そうじゃ、入るぞ。」
リリアが扉を開けると、ベットの上で人形を見つめながら足をぶらぶらさせて座っている先程とは違う雰囲気のあなたがいた。
『どうしたのー?』
リ「久々じゃな、あなた。」
リリアもあなたの隣に座る。
『…そうだね、久々。』
リ「待っている時間はとても退屈だったんじゃ。」
リ「こうして…また愛しいあなたに会えて嬉しいのう。」
『…ねえ、リリアはどっちの僕がすき?』
『記憶がなくて臆病者の気持ち悪いバカなあなたか、怖くてで素っ気なく気持ち悪いバットな今の僕か』
リ「また、その話か…?」
『うん』
リ「わしはどのあなたも好きじゃよ」
『…ふっよかった。ねえ…マレウスはどこ?』
『僕…お礼がしたいな!こうしてマレウスのおかげで今生きてる…!』
いつも通りに下を向いて一切目を合わせようとしない"彼女"。
リ「そうじゃのう、眠っているだけでも昔のあなたとは随分大人びておるでのう、マレウスにもみせてやりたいわい。」
『吃驚するのかなあ…あんまり変わってないけど。』
『そうだ…!久々に遊びたくなってきたなあ。』
リ「ほどほどにじゃよ。」
あなたの言う遊びというのは、知人が見ても驚くもので幼い頃からあなたの事を知っているリリアだから言えることだ。
リ「では、後でマレウスに報告しとくでの、今日はゆっくり休むといい。」
『うん、またね。』
リ「おやすみ。」
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キラキラ
リリアが部屋から居なくなり、何分か経つ頃…
あなたの部屋には無数の光が現れその光は纏まったかと思えばそこにはマレウス・ドラゴニアがいた。
『…マレウス??』
マ「ああ…そうだ」
『リリアにも言ったけど、久々だねえ』
マ「すまないな、長い間眠らせてしまって…」
『ううん、ありがとう?』
マ「…!」
『お礼だよ。マレウスのお陰で僕…生きてるよ』
マ「ああ…あなたは生きてる。」
『そうだ…ここって何処?』
マ「…教えてなかったな、ここは名門魔法士養成学校〈ナイトレイブンカレッジ〉だ…」
『ナイトレイブンカレッジ…楽しそうなとこじゃん。マレウスは退屈しないの?』
マ「ああ。」
『それなら遊びがいがあるじゃん、クスッ』
『僕…このままの人格でいようかなあ、なあ マレウスはどう思う?』
マ「あなたのやりたいようにすればいい。ここは手足に鎖や鉄格子があった寒い所ではないからな。」
『そうだね。手足に鎖はないし〜僕はしたいよいにするね。』
マ「ああ、今日はもう遅い ゆっくり休むといい、おやすみ。」
『うん!おやすみ〜。』
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『…明日から早速遊ぼうかなあ〜』 …明日からちゃんと言われたことをしたい…












『だって、僕は自由だ!!!なら___』 …自由になって生きたい…













『クスッ…思う存分楽しもうじゃないか。バットエンドの結末を…!!!!』 ここから出してよ…嫌われたくない…


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