第10話

証明 6

331

2021/05/14 10:58







ベンチでぼーっとしてたら思ったより時間が経ってて
そろそろ帰ろうかなって
ベンチから立ち上がる。





夜勤で働く母と父。
家に帰ったって1人なんだから
やっぱり帰らなくてもなんて考えたり。





1人って寂しいよ。
オッパは？寂しい？
















とぼとぼ歩いていたら気づいたら
あとこの角を曲がれば家というところまでくる。

・

え、





角を曲がれば見覚えのある車に
見覚えのある人影。

その人影は私の方を向けばすぐこちらに駆けつけてくる。

지훈

どこにいたんだよｯ

・

せんせ......

지훈

何時だと思ってんの、
何分ここで待ってたと思ってんの

・

.......






なんで怒ってるの。
だってもう私なんてどうでもいいんじゃないの？


もしどうでも良くなかったらあの時
シアン先生もういいですよㅎって
言ってくれてもよかったじゃんか....。





何食わぬ顔でこっちをみてたのはなんでなの。
大人の余裕？わからない。オッパいや先生が。

・

私が何時に帰ろうが先生には関係ありません。

지훈

あなた、一旦落ち着いて

지훈

いろいろ誤解してる。

지훈

とりあえず帰ってきてよかった
ほんと心配した

・

それは生徒としてですか？

지훈

は、

・

私が生徒だから心配するんですか？

지훈

あなた一旦しっかり話そう
まだなんも俺言ってない







言わなくてもわかる。



私みたいな子供には初めから興味なかった
遊びだった



ああ



私バカみたい。

지훈

車乗って、俺の家に行こう

・

いやです

지훈

なあ、あなた

지훈

俺はあなたのこと生徒だなんて
もう付き合った瞬間から思ったことないんだけど？

・

.......

지훈

いっぱい誤解してる。
俺のせいなんだけどさ、

지훈

だから俺の家でゆっくり話そう

지훈

あなたが気になることも嫌なことも
全部全部ゆっくり話すから










やっぱり私








胸がはち切れて心臓が止まって






どうすればいいのかわからなくなって










ぐるぐるしちゃうぐらい














だいすき。

















先生いや、オッパのこと。













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