いつもなら一緒に通う大学。
学部が一緒だからとってる授業は何個か違うだけで
ほとんど一緒に講義を受けてずっと一緒にいる。
名前を聞くだけでイライラしてくる。
スンチョルも私もなにも悪いことしてないのに
勝手に攻められて
あー、考えるだけでイライラしてくる。
スンチョルの隣に座って教科書を広げる。
こんなに喧嘩していても
今日の授業取ってるはずなのにな〜って
ジョンハンのことを考えててしまう自分に
ただただ嫌になる。
そういった瞬間、教室のドアが空いて
ジョンハンが入ってくる。
その後ろには大学でかわいいと有名なハヨンちゃんがいて
ジョンハンと楽しそうに話してる。
溜まっていたストレスが爆発する音がした。
イライラする私に気づいて宥めてくるスンチョル。
人がいてくれるだけまだありがたい。
1人だったら爆発するに決まってる。
講義中もなぜかハヨンちゃんと隣で話してるジョンハンの姿を見せられる。
意味がわからない。
イライラがおさまらない私に気づいて
スンチョルが全く違う話をしてくれる。
本当にありがたい。
そうすれば2人の姿を目に入れる必要なんてないし
スンチョルとの話で別のことを考えていられる。
今度何か奢ろうかな、なんて考えてたら
講義が終わってて目の前の2人がまたニコニコしてるのを見て
少し和んだストレスがまた一気に爆発した。
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第3話 誤解 3
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。