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第1話

好きで仕方なかった Ryuga.S
231
2020/07/10 15:36
やっと寝れる、そう思っていた金曜日の夜誰かからLNEが来たのだ
「助けて」と龍我から危ないメッセージが届いた
私たちは彼氏と彼女という訳でもない幼馴染の関係
このメッセージが届いたということはリスカをしようとしている証拠
「わかったすぐ行く」と急いで打ち龍我の家へ向かった
「龍我どこー?」
いつもは洗面台の所にいるのに今日はいないもしかしたら自分の部屋かも、と思い
龍我の部屋へ向かったドアを開けるとベットの上に1つの影が

「龍我、?」

『っ、〇〇ちゃん遅いってば、もう切っちゃった...』

「ごめん、1回それ貸し、ってえ、それ...」

龍我の抱きしめていたそれは私のタオルなのだ見つからないと思ってたら龍我が持っていた


「なんで私のタオル持ってるの?いつ取った?」

『先週の体育の着替えてる時に〇〇ちゃんの席に置いてあったから取っちゃったの』

「...わかったけど理由は?」

『だって〇〇ちゃんの匂い安心するから、』

「それで切っていたと、でも辞めるって言ってたじゃん」

『好きで仕方なかったから切ったの、辛いの、』

「誰が好きで切ったの?」

『まだ分かんないの...?〇〇ちゃんだよ?』

「へ、!?私!?ちょっと待ってよ、」

『い、やだ?』

「い、いやあの整理ができないっていうか、」

「〇〇ちゃんは俺のこと好きじゃない、?」

嫌いな訳がないむしろ好意は寄せていた
でも嫌いになるかなと思って口に出来なかっただけ



「ううん、好き、だよ」

『ほんと、?嘘じゃない?』

「嘘じゃないよ?だから1回そのタオル返して?」

『....、やだ、返したくない、』

「だってそれ私のだもん、汚くない?」

『だって〇〇ちゃんの匂いが安心するのに無くなったらもっと深く切っちゃうもん、』

「すでに切ってるでしょ?笑」

『わかった、じゃあ新しいタオルちょーだい?』

「いいよあげる!だから返して?」

『、はい、』

返してもらったタオルを見ると龍我の血で白いタオルは赤色で染まっていた
この色は私への愛情だって思ってもいいかな?

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