第20話

19.
455
2020/04/03 08:49
野々村 陽葵
野々村 陽葵
はぁ......



本当に時間の流れとは早いものだ。






いや.....今このような状況だから尚更そう感じるのかもしれない。


野々村 陽葵
野々村 陽葵
うわああああぁぁぁ
どうしよ.....



麗が入院するまであと1日しかない。



つまり学校で一緒にいられるのは明日だけ。








本人でもない私がソワソワして仕方がなかった。


野々村 陽葵
野々村 陽葵
.......
野々村 陽葵
野々村 陽葵
あ、そうだ....!



私はベットから起き上がって自分の机へと向かう。











野々村 陽葵
野々村 陽葵
麗に手紙書こっ!




私は麗に手紙を書くことにした。



野々村 陽葵
野々村 陽葵
(渡すのは手術前日にしようかなぁ)



そんなことを考えながら私は花柄の便箋にペンを走らせる。













"麗へ"_______。
















野々村 陽葵
野々村 陽葵
よし!出来た!



いつも一緒に過ごしているのに、何故か手紙となると何を書いていいか迷って時間がかかってしまった。




私は静かに便箋を封筒に入れて、丁寧に机の中にしまった。










この手紙を読んだら、麗はどんな反応をするのだろうか.....









私は学校で彼女と過ごせる最後の日を、悔いのないように全力で楽しむと、自分の心の中で誓った________。

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