いつものカフェで、待ち合わせした。
私は、いつもなら遅れてくるほうなのに、
今日は、
待ち合わせ時間の1時間前には着いた、、、
ここに座って、
ほんとにどうでもいい話して、笑いあったり、
カフェの前にある公園で
2人でブランコ乗って、夜まで話したり、、、
映画館行って、
ホラー映画見た時なんか、めっちゃ怖がってて、、、
数え切れないほどの思い出が
どこからともなく引き出されてくるかのように
頭によぎった、、、
でも、それを思い出すと同時に、
私は病気なんだ
っていう現実に引き戻される、、、
いつの間にか、私の目から涙が溢れ出た、、、
大好きな人に別れを告げることが
どれほど辛いことか、、、
どれほど苦しいのか、、、
私は、涙を拭き取り、
必死に今までの記憶を消そうとした、、、
彼が好きな飲み物も、
一緒に行った場所も、
君が放った一言一言、
君との未来図だって、、、
なにもかも全て、、、
ぜんぶ、ぜんぶ忘れたはずなのに、
頭の中は君の事でいっぱいだった、、、
カランカラン、、、
ジミンがやってきた____
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。