たしか、小三年のとき……
確か毎日遊んでたっけ?その時はいじめとか裏切るとかそゆうのは知らなくて……ただ紅華と遊びたくて……
でも、小6のときに……すとぷりの皆が来て。僕の幼稚園同じで親友だったあの六人とまた出会って……。
私は紅華のこと…………
寝てたのだろうか。床に寝っ転がっている。そして、目の前でぷっくりと頬を膨らませているころんくんがいた。
私は今ころんくんが小声で言ったことは全部聞こえた。なぜなら謎に地獄耳だからだ。
ころんくんの顔が赤くなった。かわよ。
少し意地悪してみる。多分きっと前みたいに顔を赤くするだけだろう。←
ドンッ
か、壁ドンされてる!?
まって、別にころんくんのこと好きじゃないけどなんかドキドキする。てか、ころんくん………なんか凄い近づいてくるですけど……。私どうすればいいの?え?まって?←混乱
た、助け呼ぶ?
スゥッ
へ?
今耳にキスされた?
もうこれは無理!!助けを呼ぼう!
タッタッタッと音がする。下まで届いてたんだ。少し自分の声大きくなった?
キスって言おうとしたその時、ころんくんの手で私の口が塞がれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。