朝
私はいつもの癖で五時半に起きてしまった。そう、洗濯物とか料理などを親のためにしないといけないからだ。
私は寝れないと確信して、ご飯を作ろうと思いリビングに向かう。するとリビングにはあかりがついており、誰かがいることが分かった。
私が「おはよう」と言ったらなーくんがエプロンを付けて「おはよー」と言ってきた。
なーくんは、五時くらいから7人分のお弁当を作ってたらしい。今、三人分のが終わったところらしい。
お弁当はすとぷりのイメージカラーと同じだ。赤が莉犬くん、青がころんくん、黄がるぅとくん…となっている。
そして、私のお弁当箱は黄緑色だった。
私となーくんはあと一人分のお弁当を作り、私は皆を起こしに、なーくんは朝食作りに。私はまず、莉犬くんの部屋にノックをした。
コンコン
がちゃ
ぎゅっ
莉犬くんが寝ぼけてるのか分からないが、私にぎゅっとしてきた。正直言って昔の莉犬くんみたい…。
何も無かったように終わり、私はるぅとくんの部屋に向かった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!