ころんside
僕は、紅華の舌打ちしているところを見たし、聞いた。僕がドアを閉める一瞬前だ。紅華が横で(・д・)チッと舌打ちをしていた。もちろん、これは僕だけ聞こえただろう。皆、階段を降りてたからだ。
僕はドアを閉めた直前にそう言って、階段を降りた。
さとみside
俺は、紅華の舌打ちの音?が聞こえた。見てはないが絶対、紅華だろう。そして、ころんが『絶対許さない』のも聞こえた。
ころんは紅華の舌打ちしているところを見たし、聞いただろう。
何故かって?ドアを閉めたからだ。その時に見たのだろう。
俺だって、紅華のこと絶対許さない……。
莉犬…………いいなぁ………。
るぅとside
僕はころんくんの感情がいつもと違うことに気づいた。何故かって?ボーとしているからだ。
ほらね。やっぱりおかしい。
多分、さっき何かあったのだろう。あとでころんくんに聞いてみよう。部屋にノックして。
そういえば、さとみくんもなんか変だな。さとみくんも何かあったのだろうか。さとみくんにも聞いてみよう。
あなたさんは何がしたかったのだろうか。
あなたさんって面白いなぁ……。
そして、莉犬くん……いつまで手を繋いでるんですか……💧
気づかなかったですね……💧
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。